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酒類流通業向け販売管理システム「酒快Do」 導入事例株式会社平澤商店様

充実した機能を備えた「酒快Do」を導入し販売管理から経営分析まで幅広く活用。HTを活用した空容器回収機能で業務を効率化

“酒どころ”京都で120年以上の歴史を有する業務用酒販店の老舗、平澤商店

明治25年の創業以来、“酒どころ”京都で日本酒、焼酎、ビール、ウイスキーなどの業務用卸売販売を展開する株式会社平澤商店。同社は、2007年に三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)が企画・開発し、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)をはじめとしたビジネスパートナーが販売・サポートする酒類流通業向け販売管理システム「酒快Do(さけかいどう)」を導入し、販売データの可視化を実現しました。途中、2013年のシステム更新時には、オプションの「ハンディーターミナル(HT)による連携機能」を追加し、空容器回収業務や棚卸業務の効率化を図っています。

自社配送でお届けする老舗ならではのおもてなし

菅原道真を祀った京都・北野天満宮近くの京都市上京区で、清酒問屋「大黒屋酒店」として創業した平澤商店。戦後となる昭和26年に業務用専門の酒類販売店「平澤商店」として業務を再開し、昭和41年に法人化を果たしました。現在は、従業員25名、営業車両20台を擁し、京都市内、滋賀、大阪エリアを中心に営業を展開。主に居酒屋チェーン、レストラン、ホテルなど料飲店全般向けに、ビール、清酒、焼酎、ウイスキー、ワイン、調味料などを販売しています。事業のポリシーは「お客様からの信用を第一とすること」にあり、創業から120年以上にわたって誠実なお客様対応を貫いてきました。代表取締役社長の河原崎誠氏は、会社の方針について次のように語ります。

「お客様先への配送はすべて自社便で行っています。それはお客様とのコミュニケーションを重視するためです。近年は、配送業者を使う同業者が増えていますが、当社は社員が直接、お客様に商品をお届けすることにこだわっています。特に、お客様が最初に口にすることが多い樽生ビールはお店の印象を左右しかねません。そのため、鮮度管理を徹底するだけでなく、飲食店様に対してビールサーバーのメンテナンス指導も行い、最高の状態でジョッキの生ビールを提供し、美味しく飲んでいただくことを心がけています」


代表取締役社長
河原崎 誠 氏


専務取締役
平澤 勇亮 氏


業務課 兼 営業課 課長
中川 泰宏 氏

オフコンから「酒快Do」に移行し業務用酒類販売業務を効率化

業務用酒類販売店として大量・多品種の酒類を扱う平澤商店は、長らく三菱電機のオフィスコンピュータ(オフコン)を使って販売管理を行っていました。しかし、2007年にオフコンの保守期限切れを迎えることから、オープン系のシステムへの移行を検討し、複数のベンダー製品の中からMDISの酒類流通業向け販売管理システム「酒快Do」を導入しました。業務課 兼 営業課 課長の中川泰宏氏は次のように説明します。

「オフコンからオープン系システムにマスターデータを移行することを勘案すれば、これまでの事情を把握している既存ベンダー(MB)であるほうがスムーズに進むと考えました。また、これまでのオフコンのサポート実績なども含め、総合的に評価して決めました」

酒快Doの導入により、販売データの抽出・加工は容易になり、情報の可視化が進みました。その結果、経営層から現場の社員までがPCの画面上で毎日の販売状況や管理状況がチェックできるようになりました。また、従来は数時間を要していた日次、月次の集計作業も自動化され、翌日には集計結果が確認できるようになりました。さらに、手作業で行っていたメーカー協賛の管理も、酒快Doの協賛売上機能を利用することで自動化され、作業時間の短縮と担当者の負担軽減が実現しています。

「メーカーや得意先(飲食店等)と取り決めた協賛条件に従って売上処理を行う作業は複雑だったため、これまで数時間かかっていましたが、メーカー協賛管理機能を利用することで自動化が実現し、短時間で終了するようになりました」(中川氏)

再び「酒快Do」を選定しHTによる空容器管理機能を強化

2007年の酒快Doの導入によって、平澤商店における酒販管理業務は効率化と自動化が進み、必要不可欠な存在となりました。そこで、2013年のシステム更新時にも酒快Doを再度採用し、システムの強化を図ることにしました。酒快Doの更新で新たに追加した機能のひとつは、ハンディーターミナル(HT)を使った空容器の管理機能です。従来は、飲食店のお客様から回収したビールなどの空容器の管理は、配送員が配達先で空容器伝票に手書きで記入し、帰社してから伝票を1件1件チェックしながら手作業で入力していました。飲食店を取引先とする平澤商店の場合、空容器の数量も伝票の枚数も大量になり、従業員の負担が大きい状況でした。

そこで、HTを新たに導入することで回収した空容器の種類や数量を読み取り、配達した商品代金と回収した空容器代との差引計算を即座に行えるようになった他、帰社してからはHTを専用のクレードルにセットするだけでデータを自動的に酒快Doに転送し、空容器集計表で回収状況のチェックができるようにしました。

中川氏は「これまでは配達業務が終わってから、30分から40分の事務作業が発生していましたが、その作業をなくすことができました。かつ入力ミスもなくなり、管理精度は大きく向上しました」と述べます。

このHTは、毎月実施している商品の棚卸業務にも利用しています。同社ではそれまで紙と目視による手作業で棚卸を行っていましたが、HTの導入で商品に付けられたバーコードを読むだけとなり、チェック漏れがなくなりました。棚卸が自動化された結果、これまで10時間ほど要していた作業が4時間ほどで完了するようになりました。

その他にもリベート請求・利益分析のサブシステム「SIP MEISTER」を追加導入することで、「今月はビールの利益率は高い、清酒の利益率は今ひとつなど、取引先ごと、品種ごとの収益が把握できるようになりました」と専務取締役の平澤勇亮氏は語ります。


システム構成イメージ

得意先別の利益を毎日確認し必要に応じて経営改善

酒快Doのオプション機能としては、HT連携とリベート請求・利益分析の他にも、簡易データ分析ツール「ADAM-OLAP」と電子帳票システム「e-image」を導入しています。電子帳票システムによって請求書管理は電子化され、ペーパーレス化を実現。帳票印刷用のプリンターは従来のドットプリンターから高速なレーザープリンターに切り替えることで、印刷時間の短縮と用紙コストの削減が実現しています。

平澤商店における酒快Doは、販売管理システムとしての役割を果たしているだけではなく、日々の意思決定にも活用されています。

河原崎氏は「酒快Doでチェックリストを作成し、得意先別の販売状況を毎日確認しています。例えば、指定した期間に対して、どの得意先でどの商品の売上が高いか、売上は高くても利益率が低い得意先はどこか、といったことを分析しながら得意先ごとに対応策を検討し、必要に応じてアクションを起こしています」と語ります。

自社配送の強みを生かすとともに時代に即したサービスを提供

酒快Doのリプレースによって、経営力のさらなる強化を実現した平澤商店。今後の取り組みとして、自社配送の強みを生かした緊密なコミュニケーションにより顧客へのサービス強化を図るとともに、同地で長年経営を続けている酒販店にもフォローを行うことで、“酒どころ”京都で120年以上続く業務用酒販店としての責務を果たしていく考えです。また、インターネット販売の強化も進めていく方針です。

さらに、平澤氏は「技術の進化に合わせてモバイル対応なども見据えながら、時代に即したサービスの提供を図っていきます」と続けます。平澤商店は、業務用酒販店として“お客様に何ができるか”を常に考え、心のこもったサービスで繁盛店つくりを支援していきます。

お問い合わせ

株式会社平澤商店:
http://hirasawa-net.co.jp/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2017年3月号(No.224)に掲載されたものを転載しました。

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