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三菱FAXOCRシステム MELFOS 導入事例株式会社タイトー様

高精度なFAX/OCRシステムで大幅なコスト削減へ

アミューズメント機器メーカーである(株)タイトーでは、全国8,000店舗のゲームマシンのコインメーター検針結果の集計を、FAX/OCRシステムによって合理化することに成功しました。


(株)タイトー本社

採用したのは、三菱電機のFAX/OCRサーバ「MELFOS」。全国170営業所の内勤事務員の作業負担が大きく軽減され、人件費削減に成果を上げています。また、プログラム開発にコストをかけることなく、適用業務を拡大していけるのもFAX/OCRシステムの大きな魅力です。

管理コスト削減を目指して170営業所の事務作業軽減へ

列車の運転をリアルに体験できる大ヒットゲーム「電車でGO!」を生んだ(株)タイトー。業務用通信カラオケ「X2000」や、最近では、携帯電話向け各種インターネットコンテンツの配信などアミューズメント事業を拡大しています。
「タイトーの最大の強みは、店舗運営のノウハウが蓄積されていること。業務用ゲームセンターの運営および運営支援のレベルの高さでは、業界でも群を抜いています」と、経営推進室 情報システム部長 稲垣一夫氏は胸を張ります。

北海道から沖縄まで、タイトーのゲームマシンを置いている店舗は約8,000店にのぼり、そのうちの約350店が直営店。運営にあたっては、営業所を全国に約170カ所設け、それらを8つの事業所が統轄する形で、全国ネットを構築しています。運営ノウハウには自信を持っているタイトーですが、競合他社に打ち勝っていくためには、管理コストの低減と、レンタル店オーナーへの経営指導をより強化していかなければなりません。
「管理コスト低減という視点で見たとき、最もネックになっているのが営業所の事務員の人件費でした」と稲垣氏は言います。

営業所では、営業マンが店舗に出向いて、ゲームマシンのコインメーターを週に一度程度検針し、利用量に応じた集金を行います。検針はゲームマシン1台ごとに行いますから、200台置いている店舗なら、200行の検針データを記入しなければなりません。さらに、営業所に持ち帰った検針票を、誤りがないかチェックして、オフコン端末に入力するのは内勤事務員の役目。数百台分のデータを毎週入力するのですから、大変な作業負担になっていました。

認識率の高さで「MELFOS」を選択


経営推進室
情報システム部長
稲垣 一夫氏

集金伝票処理の省力化に向けて、最初に検討したのは営業マンにモバイル端末を配布して現場で入力する方法です。しかし、この方法には2つの問題点がありました。

「検針したその場で店舗オーナーに数値を確認してもらい、両者が合意した集金伝票を手渡すことが、大切な運営ノウハウの1つになっています。狭い所に入り込んで検針作業をする営業マンに、モバイル端末だけでなく、きちんとした伝票が印刷できるプリンタまで持ち歩いてもらうのは負担が大きすぎます」。
また、モバイル端末のハードウェアコストやプログラムの開発コストも膨大な金額にのぼることが予想されました。

そこで目をつけたのがFAX/OCRです。FAX/OCRなら、営業マンは新たな機器を持ち歩く必要がなく、これまで通りに検針結果を手で記入して、集金伝票を店舗オーナーに手渡すことができます。さらに、営業所に戻ってからは、事務員の手を煩わすことなく、記入票をFAXするだけで、伝票処理が完了します。長い期間をかけてプログラムを開発する必要もありません。

「FAX/OCRなら、モバイル端末やプリンタまでそろえるのに比べて、10分の1程度のコストで集金伝票処理の合理化が図れます」と稲垣氏は指摘します。
実は15年ほど前にも、FAX/OCRの導入を検討したことがあります。しかし、当時はOCRの読み取り率が低く、枠の中にきちんと書く作業も煩雑で、導入は見送りました。


タイトーステーション天神(福岡)

「ところが今回、三菱電機のFAX/OCRサーバ『MELFOS』を試してみたところ、読み取り率が非常に高い。枠からずれた文字もきちんと読み取れるなど、応用性も高いため、安心して導入することができました」。

他社製品もいくつか比較検討しましたが、最も読み取り率が高いのが「MELFOS」でした。

「コストが安い製品は他にもありました。しかし、読み取り率が悪いと、後処理で人手がかかって、結局コスト増につながります。FAX/OCRは、読み取り率を重視して選んでこそ、あとあとの人件費削減を達成することができるのです」と稲垣氏は強調します。

AS/400とのデータ連携もスムーズ

FAX/OCRシステムは、2000年2月に稼働を開始。同年4月から本格稼働に入りました。

営業マンは、出向いた先の店舗から、あるいは営業所に戻ってから、検針伝票を事業所にFAXします。8カ所の営業所および本社には、合計10台の「MELFOS」を設置。8~24回線を使って、FAX/OCR変換を行います。営業所でいったん、MELFOSの修正用端末を使って読み取りエラーや合計結果の整合性などをチェック/修正した後、検針情報はテキストデータとして本社のAS/400にFTP転送されます。本社ではもう一度、AS/400の端末を使って、データの整合性をチェック。確定されたデータを元に、AS/400で売上処理などが行われる仕組みです。

「ホストがIBMのAS/400なので、三菱電機のシステムとの連携を心配したのですが、まったく問題は生じませんでした。AS/400側のプログラム変更はほとんど必要なく、順調にホスト連携ができています。モバイル端末なら、システム開発に半年から1年はかかったでしょう。『MELFOS』を選択したことによって、2~3カ月で稼働を開始することができました」。

FAX/OCRシステムの接続イメージ


システム構成図

少ない投資と開発期間で着実な業務時間削減効果


MELFOSは、東京事業所に2台、
その他の事業所と本社で合計10台設置されている

FAX/OCRシステムの導入によって、営業所の内勤事務員の負担は大幅に削減されました。

「1日当たり2~3時間分の省力化につながっています」と稲垣氏は言います。約170人の事務員を総計とすると、月になんと約7,500時間もの省力化ということになります。

「さらに大切なことは、熟練が必要だった入力作業がなくなったため、アルバイトやパートタイマーでも事務職をこなせるようになったことです」。

また、「MELFOS」は信頼性が高く、故障が起きないことでも満足しています。
「三菱電機のサポートも良い。何か問題があれば、電話1本ですぐに駆けつけてくれます」。

現在、検針伝票、入金伝票、出金伝票の3種類の伝票がFAX/OCRシステムで送信されていますが、今後は、さらにFAX/OCRシステムの利用を拡大して、勤怠データなども事業所へFAX送信する仕組みを検討中。営業所の事務員の負担はますます軽減されます。

次の目標は、店舗オーナーに対する経営指導の強化にも、FAX/OCRシステムを活用することです。現在、タイトーでは各店舗への入場者数を集計して店舗オーナーへの提案に活かしています。このカウントした情報の報告にも、FAX/OCRを利用しようというのが稲垣氏の構想です。
「作業効率を改善するシステムから、戦略的な情報活用のできるシステムへ。『情報システム、イコール、営業システム』ぐらいの気持ちで、ITを、売上を上げるためのシステム作りに役立てていきたい」と稲垣氏は抱負を語ります。

お問い合わせ
お問い合わせの受付は、三菱電機株式会社のご相談受付システムを利用しています。

株式会社タイトー:
http://www.taito.co.jp/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2001年2月号(No.57)に掲載されたものを転載しました。

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