ここから本文

ホーム > 事例 > 青山商事株式会社様

事例

衛星を利用した情報配信システム導入事例青山商事株式会社様

衛星を利用した情報配信システムにより全国750を超える店舗で社員教育を実施し接客サービスのさらなる向上を推進

ギネスブックから「スーツ販売着数世界一」の認定を受けた「洋服の青山」をはじめ、様々なファッションブランドを展開する青山商事株式会社。上質な接客サービスを通して顧客満足度の向上を図る同社は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)の「衛星情報配信システム」を通して、全国750を超える「洋服の青山」全店舗の全販売員に商品教育・接客教育を実施してきました。
2013年には、2度目のシステム更新により、高解像度化とともに新たに管理者向けの教育ビデオの配信も開始。販売員の接客サービスおよび管理者のマネージメント力のさらなる強化を実現しました。

上質な接客サービスを支える教育環境構築が不可欠に

幅広い年齢層から愛されるスーツ・礼服の専門店「洋服の青山」をはじめ、若い世代に新しいファッショントレンドを提案する「THE SUIT COMPANY」、都市部で活動するミドル層をターゲットにしたセレクトショップ「UNIVERSAL LANGUAGE」などの業態を展開する青山商事。
中核ブランドの「洋服の青山」は、全国47都道府県すべてに店舗を展開し、スーツ、靴、カジュアルなどのメンズアイテムをはじめ、レディースのリクルートスーツやフォーマルまで幅広く販売しています。国内シェアはスーツで約3割、フォーマルで約4割と、日本のビジネスパーソンから高い支持を得ています。「洋服の青山」においては最近、首都圏の駅前やイトーヨーカドー内に出店するなど、新たな客層を取り込む戦略も推進しています。

「洋服の青山」の強みは、全国のあらゆる店舗において商品知識の豊富なスタッフによる上質な接客サービスが受けられることにあります。この接客のクオリティを維持・強化するには、継続的・計画的な教育が欠かせません。営業部 課長の新谷知泰氏は「スーツの魅力をお客様に伝えるのは、販売員の知識と経験がすべてです。高品質のスーツおよび、提案力と接客力で成長してきた私どもが、少子高齢化が進む日本で引き続き存在感を発揮し続けるためには、販売員のモチベーションを高めながら教育を行うことができる環境構築が不可欠でした」と語ります。


営業部
課長
新谷 知泰 氏


営業部
課長
斎藤 賢一 氏


IT・システム部
課長
福冨 信貴 氏

教育ビデオ配信をデジタル衛星配信システムに統合

全国750を超える店舗でビジネスを展開する「洋服の青山」において、全販売員への教育を効率的に行うことは容易ではありません。
そこで青山商事では、1995年にアナログ衛星放送を利用した「ACOS-NET(アコスネット)」を開設。商品情報やセールスポイントなどをまとめた15分ほどの教育用ビデオを週1回作成し、ACOS-NET経由で配信して勤務時間内に全店舗の全販売員が視聴していました。ところが、従来のアナログ衛星放送による配信では、放送時間に合わせてスタンバイしておく必要がありました。そこで2002年4月に視聴時間の融通がきくデジタルの「衛星情報配信システム」を導入。同時に、各営業店で常時放送しているBGMの合間に流す店舗内CMなども衛星情報配信システムを用いてデジタル化し、全店舗への自動配信を行う方式としました。

デジタル衛星放送は、高帯域のビデオの同時配信が地上回線に比べて安価にできるとともに、社員教育のノウハウなど機密性の高い情報のセキュリティーを確保しやすいメリットがあります。また、販促データの店舗への配信にも利用できる拡張性も備えています。営業部 課長の斎藤賢一氏は「いつでも好きな時間に再生できるデジタル方式とすることで、視聴数を飛躍的に伸ばすことができました」と効果を語ります。

2007年の1回目のリプレースでもMDISの「衛星情報配信システム」を採用。本部が販売員個人単位の教育用ビデオの視聴回数を把握できるように改善したほか、ビデオ視聴後に受講内容を確認するドリル機能を追加しました。

「本社では全販売員の視聴回数や理解度を把握できるようになりました。ビデオの視聴回数の少ない店舗やドリルの成績が芳しくない店舗の店長をブロック長経由で指導しています」(新谷氏)


システム構成イメージ
拡大画像表示

システムの安定性・信頼性ときめ細かなサポート対応を評価

それから5年後の2012年、既存の衛星機器やサーバーなどが耐用年数を迎え、さらに衛星の配信方式が変更されることから2度目のリプレースを実施。再度MDISの「衛星情報配信システム」を採用しました。その理由をIT・システム部 課長の福冨信貴氏は次のように語ります。

「10年以上にわたる安定運用の実績と信頼性の高さを評価しました。MDISには750を超える店舗に大容量ファイルを着実に同時配信できる技術力、SI力だけでなく、MDISのシステムサポートセンター(SSC)によるサポート対応力も高く、安心感がありました」

リプレース作業は2012年3月から着手。2013年1月から4月にかけて全国の店舗に、衛星チューナー、衛星アンテナ、CM制御装置などを設置しました。「展開時は新システムと旧システムを並行稼働することで、BGMやCM放送を途切れないように配慮しました。マニュアル作成、展開スケジュールの作成、日程調整などはMDISの支援をいただいたことで、スムーズに作業を進めることができました」と福冨氏は説明します。

理解を深めるドリルの活用で受講者のモチベーションを向上

従来の標準画質(SD)からハイビジョン画質(HD)に画質が向上したことで、スーツやシャツなどの色柄や素材感などが鮮明に見えるため、より細部まで踏み込んだ内容のコンテンツが作成できるようになりました。また、新たに管理者を対象とした新たなコンテンツの作成、配信を開始しました。

「管理者の能力を高めることは従来からの課題でしたが、管理者と販売員に適した教育内容を1つの教育ビデオでカバーすることには限界がありました。そこで部下の指導方法や販売員採用面接時の注意点、法人ユーザーを訪問する際のポイントなどを解説したビデオを新たに作成し、配信を開始しました」(新谷氏)

また、理解度を測定する学習ドリルに加え、「会社も自分も成長する」のスローガンのもと、別途インターネット環境で運用している家庭向けのeラーニングと連動した理解度測定ドリルを新規で追加。定期的に問題を入れ替えることで、eラーニングの学習意欲を高め、知識の定着をアシストしています。

店舗の形態やニーズに合わせてタブレット端末の活用も検討

2002年の導入から、2013年の2回目のリプレースまで、技術の進化に合わせてシステムを強化し、教育用ビデオの視聴に関する運用体制を改善・強化した結果、全国に約5,500人の販売員、管理者に向けた教育環境が確立されました。教育用ビデオを視聴したユーザーからの反響も大きく「他店舗での接客事例や、成功事例の映像を参考にしたいといった声が寄せられています」と新谷氏は語ります。今後について斎藤氏は「顧客満足度をさらに高めていくために、教育コンテンツの充実を図りながら社員のモチベーションを高め、知識を定着させていくための努力を惜しみません」と述べます。

システムの強化としては、タブレット端末の導入が検討されています。特にスタッフ数の多い大規模店舗では、教育用ビデオの視聴端末としてタブレットを利用して、いつでもどこでも見られるように環境を整えることや、機動力を活かして店舗での接客用の営業端末としての利用も考えられています。MDISに対して福冨氏は「引き続き最新の技術動向を踏まえた的確なシステム提案を期待しています」と語ります。

青山商事は経営理念である「より良いものをより安く、洋服の販売を通して社会に貢献する」を達成すべく、これからも最高の接客を実現するための努力を続けていきます。

お問い合わせ

青山商事株式会社:
http://www.aoyama-syouji.co.jp/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2013年11月号(No.191)に掲載されたものを転載しました。

↑ページの先頭へ戻る