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総合人材育成システム MCAL/Web 導入事例三菱電機システムサービス株式会社様

パッケージをベースに総合的な人材情報システムを構築。
機能強化により管理業務を円滑化

三菱電機製品のアフターサービス及び各種システムの提案を行う三菱電機システムサービス株式会社。家電製品、産業機器、情報通信機器など保守等で専門知識を要する設備や機器を扱う同社では、人材のスキルや資格の管理が欠かせません。従来はスクラッチ開発のシステムを運用していましたが、長年の利用でレスポンスの低下などの課題が顕在化してきました。さらにサーバーOSがサポート終了を迎えることからシステムの刷新を決断。三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)の総合人材育成システム「MCAL/Web(エムキャルウェブ)」の導入を決定しました。eラーニング機能を追加し、総合的な人材情報システムを構築することで、管理業務の大幅な効率化を達成しました。

サーバーOSのサポート終了を機に人材情報システムの刷新を決断

三菱電機システムサービスは、三菱電機の家電製品のアフターサービスを担う企業として1962年に設立されました。現在は、アフターサービスで培った技術を活かし、電気・住宅設備機器、産業用機器、映像・情報通信機器に関するシステムの提案から設計、取付工事、保守点検、修理までを行う総合エンジニアリング事業を展開しています。

取り扱う製品は、工場で利用される生産設備や変電設備、住宅で使われる太陽光発電システムや空調システム、企業の情報システムで欠かせない監視カメラなどのセキュリティーシステムやビデオ会議システムなど多岐にわたり、いずれも高度な技術力が要求されるものばかりです。そのため、人材育成を事業拡大の重要施策と位置付け、専門技術者育成、アフターサービス研修、施工技術研修、FAシステム研修などを実施しており、全社で共通する教育の運営・管理や資格取得者の管理などを行っている部門が人材育成センターです。副センター長の稲見弘二氏は「公的資格の取得支援を中心に、営業教育、階層別研修の企画運営を行っています」と説明します。

同社が質の高い技術サービスを提供するうえで、サービス担当の技術レベルを正確に把握することが欠かせません。そのため、2000年代初頭に人材情報システムをスクラッチ開発しました。しかし、長年使い続けるうちに、課題が顕在化しました。人材育成センター担当課長の前田義文氏は次のように語ります。

「システムの開発と運用を事業部門に依頼していたため、システム改修や機能追加に時間を要していました。また、長年にかけて機能強化を重ねてきた結果、複雑化が進み、レスポンスに課題がありました」

また、サーバーOSのサポート終了が迫ってきたことから、新規システムの導入を決断。人材育成センター担当部長の山﨑正明氏は「これまでアウトソーシングに頼ってきたeラーニングの機能も新しいシステムに取り込み、総合的な人材育成の仕組みを作ることを目指しました」と語ります。


総務部
人材育成センター 副センター長
稲見 弘二 氏


総務部
人材育成センター 担当部長
山﨑 正明 氏


総務部
人材育成センター 担当課長
前田 義文 氏

必要な機能を見直すことで網羅性の高い人材情報システムを構築

新たに人材情報システムの導入を検討した三菱電機システムサービスは、複数の製品を比較検討する中からMDISの「MCAL/Web」を採用しました。選定の理由を山﨑氏は次のように語ります。

「当社が必要とするスキル管理、資格管理、集合教育管理、eラーニングの機能がオールインワンで提供され、大きなカスタマイズを加えなくても導入ができるパッケージがMCAL/Webでした。料金体系もライセンスフィーが毎年発生する他社のパッケージと比べ、コストメリットがあると判断しました」

選定の際には、同社の主要4部門(産業用機器、住宅用設備機器、映像・情報通信関連機器、総合営業)の教育責任者を交えて、FIT&GAP分析を実施。新規で採用したeラーニングの機能は、カスタマイズを加えることなく導入し、スキル診断は、三菱電機システムサービス独自の管理体系に合わせて項目を変更するなど最小限の機能強化を実施。コストを抑えながら網羅性の高いシステムを構築しました。


システム構成イメージ
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eラーニングの機能を専門性の高い技術継承に活用

開発プロジェクトは、2014年10月にスタートし、2015年7月からテスト稼働を開始。旧システムとの並行稼働を経て、同年10月から正式運用が始まりました。現在は、各部署の教育管理者および従業員がそれぞれの機能を、必要に応じて利用しています。

「スキル管理機能」は、各事業部が年に1回、所属部門の社員に対して、設備や機器に対する修理経験や修理能力、PCの操作レベルなどを確認するスキル診断で活用中です。社員がスキル診断に回答した内容は本部が集計し、診断結果をもとに社員の育成計画やキャリアパスに反映させています。

「資格管理機能」では、社員が自分の保有する資格を随時参照するほか、管理者は社員の保有資格状況を確認しながら、新たな資格取得を促したり、事業計画に反映させたりしています。新システムでは、資格の有効期限切れが近づくとメールで該当社員とその上司に通知する機能が追加されており、業務の効率化を図っています。稲見氏は「これまでは紙ベースで資格の有効期限を管理していたため、私たちが目視で確認して人手によって通知を出していました。新システムでは、有効期限が切れる30日、60日、90日前に自動でメール通知されるため、管理の負担が軽減され、資格の更新漏れの不安も解消されました」と語ります。

新たに追加した「eラーニング」の機能は、セキュリティー・コンプライアンスの全社教育で活用し、2015年12月から2016年1月にかけて、従業員約3,000人が受講。今後は、eラーニングの機能を社員の技術教育に活用する予定です。

「社内には、各部門が独自に作成した技術資料や、各種設備機器の操作マニュアルなどがまだ数多くあります。以前は部門担当者が個々に資料を作って教育を実施してきましたが、MCAL/Webではツールを使うことでeラーニング用のコンテンツに簡単に変換できるので、全社の資産として共有することができます。これにより、社員全体の技術の底上げが期待できるほか、使われる頻度は少ないものの、これからも必要な技術を次の世代に継承することが可能になります」(山﨑氏)

レスポンスと使い勝手の向上を実現

新システムの導入で、早速効果は現れました。そのひとつがレスポンスの向上です。これまでは3,000人規模の社員のスキル一覧や、取得資格一覧の出力には、一時間以上の時間を要していましたが、今では数秒で完了します。また、汎用パッケージを採用したことによるメリットとして設定変更が容易になりました。

「例えば、スキル診断の質問項目を変更する場合、従来は事業部門に変更を依頼する必要があり、設計から検証まで1ヵ月ほど時間が必要でした。今では私たちの手元ですぐに変更することができます。また、オールインワンパッケージのため、各機能間の連携がスムーズで、業務全体が効率化されました」(前田氏)

機能強化を継続しより使いやすいシステムへ

三菱電機システムサービスは、今後もPDCAをまわしながら、より使いやすいシステムに進化させていく計画です。具体的には、集合管理研修の実施案内をシステム上で通知する機能や、スキル診断の統計機能、受講データの一括アップロード機能などの追加を検討しています。山﨑氏は「今後運用を続けながら機能強化を図っていきます。MDISには、導入の際に柔軟に対応いただけました。引き続ききめ細かなサポート対応を期待しています」と語ります。

三菱電機システムサービスは、これからも人材情報システムのさらなる活用で社員レベルの向上を図り、多様化するお客様のニーズに対して質の高い技術サービスを提供していきます。

お問い合わせ

三菱電機システムサービス株式会社:
http://www.melsc.co.jp/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2016年7月号(No.218)に掲載されたものを転載しました。

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