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事例

ハイビジョン映像向け電子透かし 導入事例一般財団法人NHKインターナショナル様

映像コンテンツの適正利用を目指し海外向け番組・ニュースサービスにおいて電子透かしの本格運用を開始

歴史的映像から最新ニュースまでNHKの映像素材を海外に提供

放送番組やニュースなど、膨大な数に及ぶ映像コンテンツを保有している日本放送協会(NHK)。こうした映像コンテンツを諸外国との相互理解の促進と国際交流の促進、日本への理解を目的に海外に提供しているのが、一般財団法人NHKインターナショナル(NHKインターナショナル)です。

同財団が映像素材を海外に提供するサービス、「NHKビデオバンク」では、日本の風景や伝統文化を紹介するものや戦前・戦中・戦後の歴史的ニュース、科学や自然、生物や動物の生態などの高画質な映像をラインナップ。これらの映像を提供するうえで課題となっていたのが、著作権のルールに基づく適正な映像素材の利用です。

エグゼクティブ・プロデューサーの広谷徹氏は、「これまで番組やニュースの素材提供先は海外の大手放送局、いわゆる『顔が見える相手』がメインでした。しかし、最近では市場が拡大し、IPサービスやインターネットで映像コンテンツを制作するプロダクションが増加しています。世界中で様々な映像コンテンツのバイヤーが増える中で懸念されるのが不正利用です。とはいっても、私どもが世界中のコンテンツを常に監視することは現実問題として不可能です。また、不正利用が露見したとしても、当財団が提供したものであることが証明できなければ、水掛け論になってしまいます。どこに提供した映像であるかエビデンス(証拠)を残す電子透かしが有効だと考えました」と語ります。


システム構成イメージ

電子透かしを付与しエビデンスを残すことで不正利用を抑止

NHKインターナショナルはHD映像にも高速に電子透かしを埋め込むことができるMDISの「ハイビジョン映像向け電子透かし」の導入を決定。画質、検出性能、操作性、証拠能力などの実証実験を行ったうえで、本格運用を開始しました。


エグゼクティブ・プロデューサー
広谷 徹 氏

NHKインターナショナルは、「NHKビデオバンク」で提供する映像素材に電子透かしを付与し、海外の放送局や映像制作会社などに提供しています。広谷氏は「電子透かしは、映像の圧縮と同時に埋め込めるため、特別な手間や時間を必要とすることがありません」と語ります。

電子透かしは「NHKビデオバンク」の素材ばかりでなく、同財団が事業運営を行った“All Japan”体制のウエッブ・番組カタログ、“Japan TV Program Showcase”でも採用され、掲載されている番組コンテンツのコピーライツ保護に役立っています。

さらに、所有権管理用途にも電子透かしが活用されています。

「NHKが所有権を有する日本の戦前・戦後のニュース映像は、当時の状況を伝える貴重な財産です。その中には、50年の著作権保護期間が切れたコンテンツもあります。著作権が切れたことで、不正利用のリスクが高まることが懸念されます。不正利用を抑止できる電子透かしは、映像素材の適正利用を推進するうえでとても有効に機能しています」(広谷氏)

NHKインターナショナルは、これからも映像を通じた国際文化交流を進めるとともに、映像コンテンツの適正利用を推進していきます。

お問い合わせ

一般財団法人NHKインターナショナル:
http://www.nhkint.or.jp/ja/

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