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三菱FAXOCRシステム MELFOS 導入事例日本通運株式会社様

FAXOCRシステムで、海上輸送における受注、積荷管理業務を効率化

1872年の誕生以来、1世紀以上にわたって日本の物流業界を支え続けてきた日本通運株式会社。日本国内のみならず世界各国を網羅する物流ネットワークを誇り、内航海運、国際輸送、宅配、引っ越し、旅行、ロジスティック・サービスなど様々な事業を展開しています。


おやしおラインにて運航中の高速コンテナ船「うらが丸」

物流業界において現在、環境保全などの視点から注目を集めているのが海上輸送です。海上輸送はCO2をほとんど排出せず自然環境に優しいことから、各企業でのニーズが高まりつつあります。


東京・品川にある同社東京海運支店

このような流れの中、全国をカバーする海上輸送網を持つ日本通運では、よりきめ細かなサービスを提供するため、オーダー登録業務、FAX返信業務、積荷管理業務において三菱電機インフォメーションシステムズのFAXOCRシステムを導入。輸送依頼書などを迅速かつ正確に処理し、お客様にご満足いただけるサービスの提供に大きく貢献しています。

多様な輸送ニーズに対応できる柔軟なシステムを

エネルギー節減や環境保全などの面から、注目を集めている「モーダルシフト」。モーダルシフトとは、幹線における貨物輸送をトラックから、より低公害で効率的な大量輸送機関である内航海運や鉄道へ転換しようとする試みであり、平成3年から運輸省(現国土交通省)により進められています。国内で4つの海上輸送ラインを持つ日本通運でも、輸送体系の多様化にいち早く対応し、海上輸送のサービス向上を図ってきました。

内航営業センター 北海道定航グループ・課長の竹内進氏は「企業の輸送ニーズの変化と共に、安全性の高さ、コストの低さからも海上輸送が注目されています。海上輸送の取扱量が拡大している今、お客様のニーズに即した柔軟なサービスを提供するために、基本業務の効率化が必要でした」と新システム導入のきっかけを語ります。

日本通運では、基幹システムNS-NET(内航輸送システム)の基本業務であるオーダー登録業務、FAX返信業務とコンテナ船内の積荷管理業務の一層の効率化を目指し、2001年5月、三菱電機のFAXOCRシステムを導入。データセンターを介して多拠点でデータ入力を行うことにより、基本業務のスピードアップを実現しました。


内航営業センター
北海道定航グループ 課長
竹内 進氏


内航営業センター
北海道定航グループ 主任
高梨 祐二氏


内航オペレーションセンター
港運グループ
横山 智行氏


内航海運企画室 主任
松田 直彦氏

オーダー登録業務、FAX返信業務では1日300件もの輸送依頼を処理

システム導入の大きな目的であったオーダー登録業務とFAX返信業務。まず、オーダー登録業務では、各支店でお客様からの輸送依頼FAXを取りまとめ、FAXOCRによりイメージファイル化しています。その後、中国にある日本通運の子会社、上海e-テクノロジーでイメージファイルデータを参照してオーダー登録を行い、日本の各支店に返送する仕組みです。

オーダー登録を行う上海のオペレータは、FAXOCRサーバに登録された顧客データをパソコン画面上に呼び出します。配送先については、お客様ごとに過去の配送ルートが登録されているため、毎回、詳細情報を入力する必要はありません。過去の配送ルートをもとに今回の依頼に最適な出港・着港予定日時や配達日が導き出され、オーダー登録が完了します。

オーダー登録業務について内航営業センター北海道定航グループ・主任の高梨祐二氏は「従来の手作業に比べて大幅に効率化され、1日に300~350件ほどの輸送依頼を処理できるようになりました。上海e-テクノロジーでのオーダー登録業務も軌道に乗り、FAXを受信してから約20~30分で登録済みデータが戻ってきます」と話します。

次にFAX返信業務ですが、日本通運ではオーダー受注時、出港日確定時、配達日確定時の3回にわたってお客様に通知を行っています。FAX自動返信機能を利用し、報告を希望するお客様にのみ通知できるため、業務の効率化に役立っています。一方、荷物の状態を常に把握できることから、お客様にも好評です。

積荷管理業務では正確、迅速な作業を可能に


FAXOCRシステムにより受注業務を効率化

システム導入の二つめの目的は積荷管理業務の精度向上です。日本通運では、出航前にコンテナ船に積載されたコンテナの位置情報を一つ一つ確認。コンテナ船内部の位置関係を示した積付表に、コンテナ番号を手書きで記入し、FAXOCRサーバに流してデータ化します。

データ化したコンテナ番号とシステムが保持するコンテナ番号とを照会して、積載ミスの防止に努めています。このようにFAXOCRシステムにより、確認作業を正確、迅速に行うことができます。

内航オペレーションセンター 港運グループ 横山智行氏は「物流業者にとって最も重要な指命は積荷を正確に運ぶことです。今回のFAXOCRシステム導入により、正確なだけでなく、きめ細かなサービスの提供が可能になりました」と語ります。

詳細な積付表を正確に読みとれるシステムを選択

日本通運の基本業務を担うとも言えるFAXOCRシステム。三菱電機のシステムを選んだ理由について、内航海運企画室・主任の松田直彦氏は「積付表を正確に読みとれることが、システム選定の最大のポイントでした。積付表はA3サイズで、記入にあたっては細かなマス目に5ケタの数字を書き込んでいきます。各社のシステムを比較した中で、詳細を極める積付表を最も正確に読みとれたのは三菱電機のシステムでした。0とO、8とB、Iと1など、誤認しやすい英数字をほぼ正確に読みとれるので、満足しています」と話します。

また、FAXOCRシステム導入の際、特に配慮した点としてスタッフの教育があげられます。竹内氏は「上海、東京両都市において研修を行うなど、事前トレーニングには力を入れました。現在では、上海e-テクノロジーの現地スタッフも日本語の読み書きに支障なく、スムーズにオーダー登録業務を行っています。今後は請求業務なども上海e-テクノロジーに任せていきたいですね」と語ります。

海陸一貫の柔軟な輸送体系を

物流業界に寄せられるニーズが多様化しつつある今、竹内氏は同社のサービスについて「単に運ぶだけでなく、荷崩れ防止など安全性を重視したサービスを提供しています。また、北海道へのデイリー運航を実現するなどし、納品までのリードタイム短縮にも積極的に取り組んでいます。コストダウンに関しては、各種コンテナやシャーシなど用途に合わせてお選びいただける、多彩な輸送モードをご用意することにより対応しています」と話します。

さらに、これからの海上輸送について「お客様の多様なニーズにお応えするためにはきめ細かなコンサルティングと、海路、陸路を組み合わせた新たなサービス体系が不可欠です。実現するためには、システムの高度化が必要であり、今後もFAXOCRシステムの重要度は増していくでしょう」と展望を語ります。

常にお客様の立場から、サービスの充実化を図ってきた日本通運。物流業が新たな局面を迎えつつある現在、柔軟な輸送体制を目指して、さらなるチャレンジが続きます。


システム構成図

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この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2002年8月号(No.74)に掲載されたものを転載しました。

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