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三菱テキストマイニングシステム DIAMining EX 導入事例オリイメック株式会社様

テキストマイニングによる客観的なトータル分析で、設計・製造・営業品質のさらなる向上を推進

プレス加工自動化装置、精密ばね成形機、物流搬送システムを主力製品として成長を続けるオリイメック株式会社は、高度な技術力・開発力・組織力を結集した開発型企業として事業を展開する産業機械メーカーです。継続的なイノベーションを通じてお客様のニーズに応える同社は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)の三菱テキストマイニングシステム「DIAMining EX(ダイアマイニング イーエックス)」を導入し、自社製品に関して寄せられるお客様の声を分析するシステムを構築。その結果をフィードバックすることで、設計・製造・営業品質のさらなる向上を推進しています。

お客様満足度向上に向けた、全般的かつ恒久的な取り組み

オリイメック株式会社は、プレス加工自動化装置、精密ばね成形機、物流搬送システムを主力製品とした産業機械のメーカーです。なかでも、自動車やデジタル家電、通信機器などの部品生産に不可欠なプレス加工自動化装置や、最先端の医療機器にも用いられ、ますます精密化、複雑化が進む「ばね」を成形する精密ばね成形機のトップブランドとして、業界をリードしています。生産本部品質管理部次長の本郷洋氏は、次のように語ります。

「当社は開発から設計、製造、販売、保守まで自社一貫体制のもとで、お客様が望まれる仕様に最適化した高品質、高性能な産業機械をお届けしています。特にプレス加工自動化装置と精密ばね成形機は、創業以来の中核となる事業であり、自動車や家電製品などの製造業のお客様をはじめとして、幅広くご利用いただいています」

同社の強みの1つは、営業マンが提案から修理までをカバーするスペシャリストとして、お客様本位のサービスを提供する対応力にあります。これにより、同社の製品を常に高いレベルで保守・管理するとともに、お客様のニーズを的確に捉え、製品の改善・開発にも活かしています。

品質管理部門には、同社製品を使用しているお客様からの様々な問い合わせや要望が、担当の営業マンを通じて寄せられます。その中にはお客様の仕様・ニーズと納入製品との間の不適合に関わる内容も含まれています。こうした製品1件、1件に必要な調整、改善を同社は迅速、丁寧な対応に努めてきました。

「お客様の要望や意見に対して、品質管理部門としては個々の対策だけでなく、全般的かつ恒久的な対策に結びつける必要があります。そこで、お客様の満足度に直結する設計・製造品質の向上について、より有効な施策がないだろうかと考えていました」(本郷氏)


専任の分析担当者でなくても、簡単な操作で分析結果をビジュアル化

オリイメックでは、さらなる品質向上に取り組むなかで、これまで品質管理部門が蓄積してきた自社製品に対するお客様の声に着目しました。

「製品の品質を高めていくためには、1人ひとりの主観的な評価ではなく、客観的な状況把握を通じて完成度を評価し、その結果を全員で共有することが重要です。膨大なデータの中には製品の完成度を客観的に評価するための情報が隠れています。そうしたデータの集積を当社が望む有用な情報に変えるツールを探していたところ、MDISのテキストマイニングシステム『DIAMining EX』の実機デモを見せていただく機会がありました」(本郷氏)

一般的なサンプルを使ったデモで「DIAMining EX」に関心を持った本郷氏は、「自社のプレス加工自動化装置に関する過去3年分の不適合データをMDISのサポートのもと分析したところ、これまでの経験、実績から感覚的に想定したイメージに近い分析結果が詳細かつビジュアル化されるとともに、当社の製品がどういう品質レベルにあるのか客観的に把握することができました。これなら使えると確信しました」と語ります。

品質管理部副主任の今井大輔氏は、「テキストマイニングのシステムを扱うのは初めてでしたが、短期間で操作を覚えることができました。特に『DIAMining EX』の辞書機能は使いやすく、テキスト情報にある専門用語も柔軟にチューニングすることができ、時系列や製品カテゴリごとの不適合の発生傾向が的確に表示されていました。また、使い慣れたExcelで簡単にグラフ化できるのでとても便利です」と評価します。


生産本部
品質管理部 次長
本郷 洋氏


品質管理部
副主任
今井 大輔氏


テキストマイニングを活用し、品質管理のPDCAサイクルを確立

オリイメックは「DIAMining EX」を2008年3月に正式に導入し、プレス加工自動装置の1つであるコイル加工ラインシステムについて詳細な分析を実施しました。品質管理部門ではその分析レポートをもとに工場の製造部門などに向け発表会を開催。現場担当者とともに現状を把握、共有したうえで、改善チェックをルーチンワーク化しました。

こうした活動の狙いについて本郷氏は、「当社が目指す品質管理の枠組みは、国際規格ISO9001に基づき、各プロセスのPDCAサイクルを着実に運用し、それらを積み重ねることで全社的なPDCAサイクルを回していくというものです。コイル加工ラインシステムの製造部門において、『DIAMining EX』を活用することによって、さらなる製造品質向上のための運用が実現可能となりました」と語ります。

テキストマイニング分析を担当する今井氏は、「分析業務とそのフィードバックによって製品の完成度をより高めることができれば、品質管理業務におけるクレームや不具合対応の時間が減少します。それに応じて、お客様満足度向上とともに、継続的な業務改善を実現することができます」と導入のメリットを語ります。


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品質向上の「カギ」は、図面や営業情報の中にある

オリイメックでは「DIAMining EX」の導入開始からわずかな期間で、設計・製造品質向上においてテキストマイニングの運用を軌道に乗せました。今後は「DIAMining EX」の活用領域をさらに拡大し、積極的に展開していく考えです。

今後の取り組みについて、本郷氏は「1枚の図面の中には、品質、仕様、納期、コストの要素が含まれています。そこに品質管理の『カギ』があると考えています。最上流に位置する図面の完成度が、製造、組み立てといった下流にいくにしたがって品質やコストなどに大きく影響するため、図面情報に起因する不適合要素を分析するツールとしても、『DIAMining EX』を活用していきたい」と語ります。

今後、同社では営業が作成する資料においても「DIAMining EX」の活用も視野に入れており、営業報告書を分析する先駆的な施策を計画しています。

「当社の営業マンはお客様からの仕様に関する要望、条件を製作仕様書に反映し、打合せ議事録・報告書とともに詳細にまとめ、設計・製造部門に通知します。これらの情報の精度を高めていくことで、設計・製造品質を向上することができます。今後は、営業が作成する製作仕様書や議事録と設計・製造部門との間に整合性がとれているかどうか、『DIAMining EX』を使って分析し、その結果を営業活動や営業マンのスキルにフィードバックして、『営業品質』の向上を図っていきたい」と本郷氏は語ります。

製造業を支えるオリイメックは、産業機械メーカーのパイオニアとして自らが進化することによって、これからもお客様からの信頼とニーズに応えていきます。

お問い合わせ

オリイメック株式会社:
http://www.oriimec.co.jp/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2008年11月号(No.141)に掲載されたものを転載しました。


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