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三菱FAXOCRシステム MELFOS 導入事例ソネット株式会社様

スピード重視のモバイルサービス立ち上げに合わせFAXOCR システムを2ヵ月で構築。30分以内での申し込み手続き完了を実現

ソニーグループのインターネットプロバイダーとして設立されたソネット株式会社。急速に拡大するモバイルネットワークのニーズに応えるため、独自のモバイルサービスを提供しています。
今回、グループ会社との協業で、SIM カードとスマートフォンをセットにした商品の店頭販売を開始するにあたり、各店舗からのFAX申し込みに対応する仕組みとして、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)のFAXOCRシステム「MELFOS(メルフォス)」を採用し、2ヵ月の短期間で構築。FAXによる申し込み後30分以内での手続き完了を実現しました。

新サービスの提供にあたりFAX申し込みのOCR化を検討

1996年にインターネット接続サービス「So-net」を開始して以来、インターネット普及の一翼を担ってきたソネット。ブロードバンド会員数は約248万人(2014年12月末時点)に達し、先進的なサービスを提供しています。2013年に開始した光ファイバー(FTTH)サービス「NURO光」は、下り最大2Gbps/上り最大1Gbps(一部エリアで下り最大概ね10Gbps/上り最大概ね2.5Gbpsのサービス開始)の超高速通信により、音楽やゲームなど大容量コンテンツのダウンロードや、動画のストリーミングなどが楽しめるサービスとして高い支持を集めています。

一方、急速にニーズが拡大しているモバイルネットワークにも注力。通信キャリアと提携し、スマートフォンやタブレットと音声+データ通信のセットモデルやモバイルルーター、さらに通信キャリアの回線を借り受けて独自の通信サービスを提供するSIM「PLAY SIM」をラインアップしています。

こうしたサービスのさらなる強化を進めるソネットは、SIM「PLAY SIM」の音声通話付きプランと、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が手がけるスマートフォン「Xperia J1 Compact」を組み合わせたセット製品を企画。ソネットのWebサイト、ソニーストアおよび提携店、量販店の店頭での販売が決定しました。店頭でお客様が手書きで記入した申し込みの情報入力、与信審査、結果の返信は、ソネットが実施することになりました。

ネットワーク基盤事業部門 運用設計部 部長の綿貫剛氏は次のように語ります。

「幅広い年齢層のお客様に向けてアピールする製品となるため、量販店でも販売し、店頭で申し込みを受け付けることにしました。当ビジネスにとってFAX申込み対応は初めてのことで、当初は受信したFAXをすべて手作業で入力すること も検討しましたが、この方法では店舗から『30分以内に結果を返してほしい』という要望に沿うことは難しいと判断。そこで、入力作業を効率的に進められるOCR(光学文字認識)を活用したシステムの導入について検討を開始しました」


ネットワーク基盤事業部門
運用設計部
部長
綿貫 剛 氏


ネットワーク基盤事業部門
運用設計部
設計課
栁川 和久 氏


ネットワーク基盤事業部門
運用設計部
プロダクトデザイン2課
鈴木 めぐみ 氏


ネットワーク基盤事業部門
運用設計部
設計課
森谷 正明 氏

文字認識率の高さと実績に基づく柔軟な提案を評価

ソネットが様々な製品を検討した中から選定されたのがMDISの三菱FAXOCRシステム「MELFOS」でした。決め手となったのは、MELFOSの文字認識率の高さとMDISの実績に基づく柔軟な提案力にありました。

「文字認識に関しては、様々な筆跡の文字でテストしたところ、高い認識率を示しました。また、MELFOSは、今回想定している業務と同様の使い方で多くの実績があったことが、安心感につながりました」(綿貫氏)

もうひとつのポイントが短期間でのシステム構築です。サービス開始の日程はすでに決定されており、残された時間は2ヵ月もありませんでした。ネットワーク基盤事業部門 運用設計部 設計課の栁川和久氏は「MDISには短期間構築のノウハウがあり、2ヵ月以内にシステムを立ち上げる柔軟な提案をいただけました。これにはとても心強く感じました」と語ります。

システム構築は2015年2月中旬から始まり、同年4月20日のサービス開始に向けて進められました。ネットワーク基盤事業部門 運用設計部設計課の森谷正明氏は「マスターチェック機能やOCR文字種の制限といった標準機能を活かし、入力効率を最大限に高めていただきました。また、FAXOCRシステムとホストシステムとの連携は、運用側で調整することで構築期間の短縮を図りました」と説明します。

オペレーターへの教育については、サービス開始直前の4月に入ってから実施。運用フローの構築と並行して進めていきました。ネットワーク基盤事業部門 運用設計部 プロダクトデザイン2課の鈴木めぐみ氏は次のように語ります。

「様々なサンプルを用意して、読み取り・修正のテストを繰り返すことで操作に慣れていきました。業務の引き継ぎにはマニュアルも必要と考え、MDISから提供されたマニュアルをもとに、独自のマニュアルを作成しました。そのことが結果的に早期習得につながり、サービスイン後のスムーズな運用につながっています」


システム構成イメージ
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余裕をもって30分以内での申し込み手続き完了を実現

MELFOSを用いたオペレーションは現在、次の手順で行っています。まず量販店各店からソネットへ申込書がFAXで送られてきます。受信したFAXはOCRで認識し、オペレーターがその認識結果と本人確認書類のイメージデータを見ながら修正し、ホストシステムに登録。入力拠点から店舗への与信審査結果の返信処理は、別システムから実行されます。

また、FAX以外にも、郵送で送られてくる申込書もあり、これらも同様にMELFOSで認識し、オペレーターが確認・修正後、ホストに登録します。

ひととおりの登録を終えた後には、受信FAXは一括して入力拠点に送られ、再度スキャンしてOCRで認識、確認する2重チェック体制で運用しています。

入力をはじめとした申し込み手続き処理は、要件通りに30分以内の返信が実現しています。鈴木氏は「オペレーターの習熟度が高まるにつれ、余裕をもって30分以内に返せるようになりました」と語ります。

手書き文字の認識率も高く、栁川氏は「認識対象の大半が正確に読み取れており、修正量もわずかです」と話します。

活用範囲を拡大し他のキャンペーンやビジネスでも利用

今後は運用を進める中でさらなる効率化を進めていく予定です。

綿貫氏は「今回構築した仕組みは様々な業務で利用できると考えています。営業担当者には、量販店からFAXで申し込みを受け付けるFAXOCRのシステムが整備されていることを話し、他のキャンペーンやビジネスでも利用が可能であることを呼びかけています。また、スキャンデータを使ってデータチェックに利用するような用途も考えられます。モバイルサービスの流行サイクルが短くなり、ビジネスモデルも変革していく中で、今回構築した仕組みと蓄積したノウハウを活かし、新しいサービスの迅速な立ち上げを推進していきます」と展望を述べます。

コンテンツのリッチ化やモバイルインターネットの急伸など時代が大きく変化していく中で、ソネットはインターネットサービスプロバイダーの実績を活かして新たな価値の創造を目指していきます。

お問い合わせ

ソネット株式会社:
http://www.so-net.ne.jp/corporation/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2015年10月号(No.210)に掲載されたものを転載しました。

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