ここから本文

ホーム > 事例 > 青葉調剤薬局(株式会社 東京医療問題研究所)様

事例

調剤薬局POSシステム「MELPOS」 NSIPSモード 導入事例青葉調剤薬局(株式会社 東京医療問題研究所)様

調剤Melphin と連動した薬局POS システムで会計窓口業務を効率化し、患者様へのサービス向上を実現

調剤薬局では、正確でスムーズな調剤ときめ細かな服薬指導、そしてスピーディな会計処理が求められています。これらを実現するうえで欠かせないのが、レセプトコンピューター(レセコン)とPOSシステムとのシームレスな連携です。

全日本民主医療機関連合会(民医連)に加盟する株式会社 東京医療問題研究所が運営する青葉調剤薬局は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)が開発、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)が販売・サポートを手がける保険薬局システム「調剤Melphin(メルフィン)」と連動する調剤薬局POSシステム「MELPOS(メルポス)」をつり銭機とともに導入し、薬局業務の効率化と患者様へのサービス向上を実現しました。

旧POSシステムの保守サービス停止により法改正への対応が急務に

青葉調剤薬局は、東京の中野・杉並地域に8つの薬局を展開する東京医療問題研究所(東医研)の基幹薬局として、1983年に開局しました。東医研全体で約30名の職員のうち常勤の薬剤師を8名置いて調剤業務を行っています。

東医研の企業理念について、代表取締役の橋本由美子氏は次のように語ります。

「『いつでも、どこでも、誰もが安心して良い医療と福祉』を理念に掲げる民医連の加盟薬局として、患者様のベネフィットを最優先に考え、常に安全性を重視しながら患者様の立場で業務に取り組んでいます。1990年代から気になる患者様の在宅訪問を自発的に行い、今日まで実績を積み重ねてきました」


株式会社 東京医療問題研究所
代表取締役
薬剤師
橋本 由美子 氏


株式会社 東京医療問題研究所
青葉調剤薬局
事務主任・登録販売者
小沼 正和 氏

レセコンに関しては、2009年に他社レセコンから「調剤Melphin」に入れ替え。同時に導入した他社製のPOSシステムを使用していましたが、2012年に製造元の事業停止により、サポートやメンテナンスが受けられない状況に陥りました。

そこで、青葉調剤薬局では、新たなPOSシステム導入の検討を開始し、調剤Melphin販売・サポートのMBに相談しました。当時の状況について青葉調剤薬局 事務主任の小沼正和氏は「2014年4月の法改正までに導入し、会計業務をスムーズに行うことが最大の課題でした」と語ります。

調剤Melphinとの連携と既存業務をカバーする豊富な機能を重視

新たなPOSシステムを検討した中で、青葉調剤薬局は調剤Melphinと親和性が高く、業務運用に適応したMDISの調剤薬局POSシステム「MELPOS」(NSIPS〈エヌシップス〉モード版)の導入を決定しました。

「患者様へよりよいサービスを提供するために、薬局業務全般をスムーズに行うことが重要です。そこで、重視したことが調剤Melphinとの連動性です。MBの提案を採用したのは、調剤関連システム連携の共有仕様であるNSIPSモード版を使用し、当薬局の業務運用に合わせたスムーズな会計業務を短期間で実現するものであったからです」(小沼氏)

併せて、グローリー株式会社のつり銭機も導入しました。

「当初は、金銭を扱う重要な業務を機械に任せることに抵抗感がありました。当薬局では、これまでにも現金過誤はほとんどなく、金銭の確認、受け渡しは今後も自分たちで行っていくつもりでした。しかし、最近は事務の複雑化が進んだだけでなく業務量も格段に増えたため、よりスムーズかつ着実に業務を遂行するために、つり銭機の導入に踏み切りました」(小沼氏)

(注)NSIPSモードはMELPOS内でレジ精算や未収金管理等、スタンドアロンで管理できます。

会計窓口業務の効率化を実現し、現金の受け渡しのミスゼロを達成

現在、青葉調剤薬局の店内には5ヵ所の投薬窓口があり、各窓口で薬剤師が調剤Melphinで処方せんや薬歴などを参照しながら、患者様への投薬および服薬指導を行っています。その後、調剤MelphinからMELPOSに必要な情報が自動的に送られ、1ヵ所の会計窓口で順番に精算する流れです。現金の受け渡しによる精算は、新たに導入したつり銭機を介して行っています。

MELPOSおよびつり銭機の導入により、会計窓口の業務は大幅に効率化され、会計時間の短縮が実現しました。「調剤MelphinとMELPOSが連携したことで、調剤側で変更が発生した際でも、修正した会計情報がすぐに反映されるため、会計時間の短縮、効率化につながっています」と小沼氏は語ります。

また、つり銭機の導入で、現金の受け渡しに関するミスもなくなりました。

「数は少ないとはいえ、過誤が発生した場合は事後処理として原因を追究する作業が発生します。こうした作業が不要になったことは大きな効果だといえます」(小沼氏)

さらに、これまで手作業でチェックしていた閉店後の集計業務は、自動集計が実現されたことで大幅に効率化されました。その結果、事務職員の退勤時間が早まりました。

「MELPOSとつり銭機を併せて導入したことで、患者様を窓口でお待たせすることが少なくなりました。今後は、短縮した時間の中で、患者様とより濃密なコミュニケーションが図れます」(小沼氏)


システム構成イメージ

現金の小口管理や会計帳票の出力にもMELPOSを活用

青葉調剤薬局では今後、MELPOSとつり銭機の新たな用途として、小口現金の管理を検討しています。従来はレジとは別に、事務用品や郵便料金などのための現金を別途管理していましたが、POSシステム内で一括管理することで管理負荷を軽減していく考えです。

また、POSシステムから会計関連の帳票を直接出力し、ガバナンスを強化することも検討されています

「公認会計士に渡す会計帳票を、現在はPOSシステムのデータから、保険の種別に合わせて再集計し、別途Excelで帳票を作成しています。今後は、より透明性を高めるために、収支の計上データに手を加えることなく出力する仕組みを構築することを構想しています」(小沼氏)

さらに、東医研グループとしては、将来を見据えて、在宅訪問に向けたモバイル向けシステムの実現などを構想しています。

「現在は紙ベースで行っている在宅訪問活動においても、今後はタブレットを利用して外部から薬歴情報や過去の訪問情報を参照したり、病院と保険薬局の薬薬連携の情報をネットワーク経由で参照することを考えています。24時間対応の基準薬局として、タブレットなどを利用して患者様の情報を共有することも検討しています。三菱電機グループが連携して提供するMelphin、MELPOSは、継続的にサポートいただける安心感があることが大きなメリットです。これからも一部特殊な業務処理がある私どもの要件に柔軟に対応いただきながら、引き続ききめ細かなサポート対応を期待しています」(橋本氏)

青葉調剤薬局は、東医研の一員として、患者様との接点を大切にしながら、1人ひとりにきめ細かなサービスを提供していきます。

(注)薬薬連携とは病院薬剤師と保健薬局薬剤師(院外薬局)が患者様の同意を得た上で互いに患者様情報の共有を行い、より良い医療を提供しようとするものです。

お問い合わせ

青葉調剤薬局(株式会社 東京医療問題研究所):
http://www.toiken.co.jp/

この記事について:
この記事は、情報誌「MELTOPIA」2014年12月号(No.202)に掲載されたものを転載しました。

↑ページの先頭へ戻る