医師資格証(HPKIカード)と医師向けe-ラーニングシステムとの連携により、医師の専門スキル修得や医療サービスに対する信頼向上を支援
ブロックチェーン技術をヘルスケア分野で活用したデモを「CEATEC JAPAN 2018」に出展
2018年10月09日
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:牧野 友明、以下「MDIS」)と株式会社協和企画(本社:東京都港区、取締役社長:山田 淳史、以下「協和企画」)は、2018年10月16日から19日まで幕張メッセ(千葉市)で開催される「CEATEC JAPAN 2018」の三菱電機ブース(※1)に、透明性・信頼性の高い安全な将来の医療サービスとして、ブロックチェーン技術と医師資格証(HPKI(※2)カード)を使用したe-ラーニングシステム(※3)を組み合わせ、医師の講座受講情報の管理や保有資格を開示するサービスのデモ(実演)を共同展示いたします。
医師は様々な診療領域に応じた学習や研修を進め、常日頃から必要な専門知識を身に着けて医療サービスを行っています。しかし各種講座の受講手続きや実績報告などには手間がかかります。さらに医師が自己の研鑽結果を市民等に、いつでもどこでも容易に且つ信頼性のある情報として示す手段が無いのが現状です。
今回のデモでは、企業等の労働者の健康管理等について専門的な立場から指導・助言を行う産業医を例として、医師が専用のe-ラーニングシステムで資格更新等に必要な講習を申し込み、受講し、受講完了結果の確認と、取得している資格情報が開示できる流れを紹介します。
医師の認証をHPKIカードで行うことにより、なりすましを防止でき、ブロックチェーンで受講履歴や取得資格を管理し、自身のコントロールの元で公開することで第三者がインターネットを介して確認することが可能となります。
今回の展示の実現にあたり、公益社団法人日本医師会が発行・普及を進めている医師資格証(HPKIカード)を活用した電子署名ソリューションを展開するMDISと、ヘルスケア領域に特化した幅広い事業を展開している協和企画が協力し、データの改ざんが困難で可用性が高いブロックチェーン技術を活用致しました。
両社は、今回のデモを、Society 5.0(超スマート社会)の実現に向けた最新技術や製品、ソリューションを紹介する「CEATEC JAPAN 2018」三菱電機ブースで展示することを通じ、医師に対しては医療スキルの継続的な研鑽を支援し、市民に対しては今まで以上に透明性・信頼性の高い安全な医療サービス関連情報の入手が、先進技術の活用により可能となることをアピールします。
(※1)幕張メッセ ホール2(ブースNo.A066)「トータルソリューションエリア」内
(※2)HPKI(Healthcare Public Key Infrastructure):保健医療福祉分野の公開鍵基盤
(※3)e-ラーニング(e-learning):インターネット経由で学習する教育システム