医療従事者の事務効率向上を支援
ペーパーレス受付システム「らくかけくん」を活用した問診システムを発売
2020年07月30日
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:堀口 彰、以下「MDIS」)は、アフターコロナ社会を見据え、医療機関における患者の診療待ち時間の短縮や事務効率化をはじめとする、ヘルスケア分野の要求に応えるソリューションを強化して参ります。
その第一弾として、患者が病院・診療所の受診時に記入する問診票をIT化し、患者の受付や診療に関わる業務を効率化する「ペーパーレス問診システム」を、7月30日から発売致します。
システムの狙い
病院・診療所ではIT化が進んでいますが、初診患者などの受付では紙の問診票に記入する運用が主流です。紙による運用では受付担当者による電子カルテシステムへの入力が必要となり、誤入力を避けるための確認作業など必要となります。診療待ち時間が長くなれば、新型コロナウイルス感染拡大に伴い注目された、患者が受診を控える一つの要因になりかねないと考えられます。
こうした課題の解決策としてMDISは、金融機関向けなどで蓄積した事務効率化の経験を活かし、ペーパーレス問診システムを病院・診療所に提供致します。
システムの概要
ペーパーレス問診システムは、MDISが開発・販売するペーパーレス受付システム「らくかけくん」と、システムへの情報入力を自動化するRPA(※1)を組み合わせた患者受付支援システムです。
プロジェクションマッピング機能を搭載した、問診票を投影する専用の記入デスクは、病院や診療所向けに新規にデザインしました。
システムの特長
問診票IT化により業務効率化を実現
ペーパーレス問診システムが業務効率化に著しく効果があると、三菱電機本社健康増進センターにて実証済みです。
手書きに近い感覚で入力できる電子ペンと患者志向のガイダンスで、入力が容易
- 表示された問診票イメージに電子ペンで書き込む、手書きに近い感覚の操作。
- 通常の紙の問診票と比べ大きな文字表示や、記入箇所に応じたガイダンス表示で誤記入を防止。
- 問診票記入端末は、専用記入デスクとタブレット端末の2タイプを用意。
電子カルテシステムの改修が不要なRPA方式の採用など、導入・運用のし易さを追求
- RPA方式で電子カルテシステムの改修が不要。
- 記入デスクは医療機関の空間イメージに合うコンパクトなデザインで、設置や移動が容易。
- ペーパーレス化により紙の保管スペースを削減、セキュリティー向上も図れます。
※1 RPA(Robotic Process Automation):ソフトウエアロボット