マイナンバーカードを活用し、医療機関の業務効率化を推進
オンライン資格確認端末「てまさく」の購入申込受付を開始
2021年03月11日
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:堀口 彰、以下「MDIS」)は、マイナンバーカードや健康保険証の情報を用いて患者の保険資格などを確認できる、オンライン資格確認端末「てまさく」の購入申し込み受付を3月15日から開始致します。
発売の狙い・製品の概要
オンライン資格確認は、マイナンバーカード※1による処理または健康保険証に記載されている記号番号を入力することで、医療機関や薬局の窓口から支払基金等※2がもつ医療保険の資格情報を確認できる制度で、2021年3月末より順次開始されます。
導入対象となる医療機関では、マイナンバーカード利用による窓口入力作業の削減やレセプトの返戻の削減への期待がある一方、運用の手間を最小限に抑えたいとの要求がありました。
こうした要求に応えMDISが開発したオンライン資格確認の専用端末「てまさく」は、厚生労働省が推奨する要求仕様を満たすと共に独自のソフトウエア自動アップデート機能を搭載しました。
今後はセキュリティ―と拡張性に優れた端末の特性を活かした機能拡張モデルを追加し、患者窓口業務の効率化に貢献して参ります。
※1 ICチップに組み込まれた電子証明書を使用。
※2 社会保険診療報酬支払基金及び国民健康保険中央会。
製品の特長
1.顔認証付きカードリーダー3機種と接続確認済み。設置効率に優れたノート型端末
・支払基金の認証を受けた顔認証付きカードリーダー3機種(発表日時点)と接続確認済み。
・コンパクトさと必要な性能が両立したノートパソコン。
2.自動アップデート機能でニューノーマル時代にふさわしい、リモートメンテナンスを実現
・Windows Updateと同様の使い勝手で導入できる、独自のアップデート機能を実装。保守要員が訪問することなくアップデートが可能。※3
※3 今後展開する全ての新機能を訪問なしに導入できることを保証するものではありません。
3.今後提供する拡張機能で、デジタル技術による医療機関の窓口業務効率化を推進
・公費負担証書の券面文字読取機能を搭載した「OCRモデル」、手書き文字認識により問診票を入力できる「らくかけくんモデル」、電子的な押印により紙の削減に貢献する「署名・タイムスタンプ機能」、診療情報提供書(紹介状)をネットワークで安全に送付する「文書交換サービス機能(MEDPost)」などを順次リリース予定。
発売の概要
製品名※4※5 | モデル | 価格※6 | 購入申込受付 | 販売目標 |
---|---|---|---|---|
オンライン資格確認端末 てまさく |
ベースモデル | オープン | 3月15日開始 | 2023年度までに 5万台 |
OCRモデル | オープン | 6月初旬開始予定 | ||
らくかけくんモデル | オープン | 6月初旬開始予定 |
※4 必要なソフトウエアを組み込んだ専用ノートパソコンです。
※5 スキャナー、問診票入力用タブレットをオプションとして提供します。
※6 価格は取り扱い代理店にお問い合わせ下さい。
主な仕様
項目 | 仕様 | 備考 |
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ハードウェア | HP Probook 450 G7 / HP Elite Dragonfly | |
OS | Windows10 IoT Enterprise 2019 LTSC | |
業務ソフトウェア |
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その他 | 資格確認端末として推奨される要求仕様(厚生労働省)に準拠 |
仕様は予告なく変更する場合があります。
オンライン資格確認の概要

商標関連
- てまさく、らくかけくんは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。
- MEDPostは、三菱電機株式会社の登録商標です。
- ProBook、HP Elite Dragonflyは、米国 Hewlett-Packard Development Company, L.P.の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
- Windows®は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国よびその他の国における登録商標または商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。