「統合認証サービス MistyAuth」のサービス提供を開始
2021年12月14日
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:中野隆雅、以下「MDIS」)は、複数の認証技術をクラウドで提供することで多要素認証を手軽に実現し、ウェブサービス利用者のIDの統合管理および認証連携を提供する「統合認証サービス MistyAuth」(ミスティ・オース、以下「MistyAuth」)の営業活動を本日から行い、サービス提供を2022年4月から開始します。
サービス提供の狙い
生活のあらゆるシーンにウェブサービスの利用が浸透する中で、サービス提供者にとっては利便性をできるだけ損なわず、なりすましによる不正利用を防止するセキュリティを確保し、サービス毎に付与されるID や認証システムを統合することなどが課題となっています。
他方、コロナ禍を機に急拡大したリモートワークの導入企業においても、幅広く業務をデジタル化する中で、従業員の認証や権限管理をいかに強化していくかが課題となっています。
認証強化策としては多くの場合、複数の認証機能を組み合わせて使う多要素認証が導入されていますが、初期投資や管理負荷の抑制、巧妙化するサイバー攻撃への対策や新技術導入を継続的に進めていくことが課題となっていました。
MistyAuthは、認証に関する機能を統合してクラウドで提供することで、導入企業の認証やID管理に関わる総コスト抑制と拡張性を実現した統合認証サービスです。
MDISはMistyAuthを、顧客の認証強化やID統合を推進するウェブサービス提供事業者、および従業員のID統合管理を推進する企業向けに拡販し、提供開始後5年間で25社の導入を目指します。
サービスの特長
1.認証方式の選択や、既存システムへの追加導入が可能で、最適な多要素認証を実現
- ID、パスワードによる認証のほか、生体認証などMistyAuthが提供する認証機能の中から任意に組み合わせることができ、ニーズに合わせた多要素認証を実現。 【図表1】参照
- 新技術を採用した特長ある認証技術を継続的に追加予定。
2.認証基盤機能をクラウドで利用することにより、早期導入やコスト抑制に貢献
- ID管理、認可、認証連携などの認証基盤機能がクラウドで提供されるため、ID管理や権限管理に必要となる認証基盤を早期に導入可能となり、管理運用負荷も軽減。
- OpenID ConnectやSAMLにより、一度のログインで複数のサービスを利用できるシングルサインオンを実現。 【図表2】参照
- 認証機能を選択し利用する「多要素認証単体導入」と、MistyAuthが持つ認証機能および認証基盤全体を一括利用する「認証機能、認証基盤一式導入」の2方式を用意。
【図表1】MistyAuthが提供する認証機能
認証機能 | 概要 | 主な特長 | 提供開始 |
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BASIC認証 |
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2022年4月 |
FIDO認証 |
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ICカード(PKI)認証 |
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2022年度中 |
電話発信認証サービス TELEO® |
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ライフスタイル認証® |
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【図表2】MistyAuthサービス提供のイメージ
価格
価格については別途お問合せください。
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社について
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社は、金融業、製造業、流通・サービス業向けシステム事業を推進するリーディング・サービスインテグレーターとして、三菱電機グループ各社の技術力やサービスを最大限に活用した各種ITサービス事業を展開しています。
オフィシャルウェブサイト:https://www.mdis.co.jp/
商標関連
- MistyAuth、TELEO、「電話発信認証サービス TELEO」は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。
- ライフスタイル認証は、国立大学法人東京大学の登録商標です。
- OpenIDは、OpenID Foundationの登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。