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2023年01月24日

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三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:中野 隆雅、以下「MDIS」)は、GHG(注1)排出量データ一元管理ソリューション「cocono」(ココノ)の開発を完了し、2023年3月15日から提供開始いたします。
これに先立ち2023年1月25日から「スマート工場EXPO」(注2)の一般社団法人Edgecrossコンソーシアムブースでcoconoをご紹介しますので、併せてお知らせいたします。
MDISはcoconoを、可視化・レポーティングを行う協業先サービスと連携した統合ソリューションとして拡販し、今後5年間で累計100社以上への導入を目標とします。

注1:GHG(Greenhouse Gas):温室効果ガス。二酸化炭素やメタンほか温室効果算定対象の総称

注2:スマート工場EXPO:【会期】2023年1月25日(水)~1月27日(金)、【会場】東京ビッグサイト、
【小間番号】西2ホール62-34、【主催者サイト】https://www.fiweek.jp/tokyo/ja-jp/about/sfe.html 新しいウィンドウが開きます

サービス提供の狙い

脱炭素社会を目指す世界的潮流のなか、日本政府は2020年10月に2050年カーボンニュートラルを目指すと宣言し、国内企業においてもGHG排出削減の動きが加速しています。取り組みの前提となる排出量算定・報告の手法としては、製品を原材料から製造・使用に至るサプライチェーン全体で捉えた国際的基準「GHGプロトコル」が主流となっており、基準に対応できる仕組みの構築が課題となっています。
この要求に応えるためMDISは、企業が各拠点や各製品のGHG排出量を効率的に収集・管理するための基盤としてcoconoを開発いたしました。
MDISは、製造業向けシステム導入の経験を活かすとともに、生産現場の機器・ソリューションや、ZEB(エネルギー収支をゼロ以下に抑える建築物)の分野で豊富な実績をもつ三菱電機や三菱電機グループ各社とも連携し、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。

ユーザーメリット

1.GHGプロトコル対応データを、人手を介さず収集し製品別カーボンフットプリント(注3)を算出

各拠点の管理サーバー等を通じ収集した、生産ラインの稼働実績や電力、空調、照明などエネルギー消費実績をネットワーク経由で収集し、製品別カーボンフットプリントを算出。

注3:カーボンフットプリント(CFP):二酸化炭素換算で集計したGHG排出量

2.視覚的に理解し易い専用ダッシュボードで、迅速かつ多角的な分析を支援(注4)

対象別の数値や変動などを、グラフなどで視覚的に分かり易く見せるダッシュボード表示。

注4:操作性のよい専用ダッシュボードや報告機能を特長とする株式会社ゼロボードのサービスと連携。
(2022年3月15日広報発表) https://www.mdis.co.jp/news/press/2022_0315.html

3.設計情報との連携により、製品開発の上流工程から環境負荷低減策の検討が可能に(特許出願中)

製品設計時の部品情報(E-BOM(注5))との連携により、設計時点からGHG排出量削減を考慮した検討を支援。

注5:E-BOM(Engineering-Bill Of Materials):設計部品表

将来構想

MDISはサービス開始以降も、より高いデータ精度の確保や、作業負担の軽減を目指し、様々なシステムとのデータ連携機能を追加していきます。

サービスの概要

名称 主な機能 価格(税別)
GHG排出量データ一元管理ソリューション「cocono」
  • データ収集・蓄積機能
  • CFP算定機能
  • 設計段階排出量シミュレーション機能
  • データ連携機能(オプション)・排出量算定・可視化サービス連携
月額300,000円から(予定)

サービス紹介ページURL

https://www.mdis.co.jp/service/cocono/

coconoを核としたGHG排出量データ一元管理の全体像

サービス連携については一部将来構想を含みます。

coconoを核としたGHG排出量データ一元管理の全体像の図

coconoについて

MDISが得意とする各システムからデータ収集するソリューションであることをイメージし、
GHGに関する幾重にも「九重(ここのえ)」に広がるデータを集めるという意味と、
「CO2にNo」というメッセージ性を合わせもつネーミングです。

coconoロゴ

商標関連

  • coconoは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社から商標登録出願中の商標です。
  • その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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