電子署名サーバモジュール MistyGuard<SignedPDF>シリーズ
MistyGuard<SignedPDF Server for HPKI>
SignedPDF Server for HPKIでは、HPKIカード(医師資格証)を使用し電子署名が可能で、個別カスタマイズ不要でタイムスタンプの付与ならびに長期署名延長システムの構築も容易になります。
また、医療分野における厚生労働省が定めた電子保存のガイドラインをはじめ、機微な情報を扱う電子署名文書の長期真正性の確保が可能になります。
2016年度診療報酬改定において、電子的に署名しかつ安全性を確保し診療情報提供書を送受信した場合の点数として、「電子的診療情報提供料」が新設されました。
また、検査結果・画像情報等を電子的に送受信した場合の「検査・画像情報提供加算」も新たに設けられています。
訪問看護管理療養費の算定に係る文書や服薬情報等提供料についても、電子的送受信を認めています。
特長
サーバーによる自動署名・自動署名検証
PDFファイルに対して自動電子署名を高速に行います。大量文書へのバッチ処理や、オンデマンド帳票生成時に利用できます。
PDF署名エリア対応
不可視署名のみでなく、日本の商習慣に馴染んだ印影イメージやロゴを利用した可視署名にも対応しています。法的有効性に差異はありません。
業界標準インタフェース準拠
X.509証明書、PDF形式ファイル、PKCS(※)などの業界標準インターフェースに準拠しています。
※PKCS:Public-Key Cryptography Standards
タイムスタンプ付与
タイムスタンプに対応したES形式(CAdES-BES)署名を標準実装しています。
また、ES形式署名に対するタイムスタンプの付与(PAdES-T)に加え、署名がされていないPDFに対するドキュメントタイムスタンプを付与することができます(PAdES-DT)。
※(財)日本データ通信協会の「タイムビジネス信頼・安心認定制度」の時刻認証業務認定を取得したセイコープレシジョン株式会社の「SEIKO CyberTime時刻認証サービス」を使用しています。
長期署名延長
国際標準規格(PAdES)に準拠しPAdES LTV(※)に対応したことで、長期署名延長ライブラリの個別カスタマイズなしに10年を超える長期にわたっての電子署名の有効性(真正性)を確保できます。
※PAdES LTV:PAdESの長期検証(Long-Term Validation)仕様
Webベースのシステムにより、システム導入費用を大幅に削減
ISV製品を活用して署名の対象となるPDFファイルをサーバー側で生成されるシステムを前提にしております。署名者のクライアントツール側にPDF化ツールを導入する必要がありません。
電子署名の操作性が向上
端末で動作するクライアントソフトウエアをブラウザーに組み込む(プラグイン化する)ことで、操作を一連の流れで処理できるようになりました。対象文書ファイルを端末のディスクに一旦ダウンロードし、電子署名した後アップロードするといった煩雑な作業が不要です。
システム開発を効率化するJava APIを提供
他のWebアプリケーションとの連携を容易に実現できます。
ES形式(CAdES-BES)に対応
タイムスタンプに対応したES形式(CAdES-BES)の署名を行えます。