プロフェッショナルが語る
イメージ、音声、映像系システムのコンサルティングから一斉導入、保守サポートまでをワンストップで支援
金融機関向けイメージ、音声、映像系システム分野にいち早く進出し、各種ソリューションを提供している三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)。銀行、保険、証券、クレジット、消費者金融など、金融機関のお客様に向けて、コンサルティングから、設計・構築、全国一斉導入、保守サポートまでをワンストップで対応しています。
これまで蓄積してきた豊富なノウハウと、業界シェアトップクラスのベンダーとの連携、高度なスキルを備えたエンジニア、トレーニングされた全国拠点のサポート要員により、 CRM(Customer Relationship Management)業務の効率化・高度化、コンプライアンスの強化など、お客様の幅広いニーズにお応えしています。
イメージ、音声、映像系システムのパイオニアとして多くのノウハウを蓄積
ネットワークの広帯域化・低価格化、ストレージシステムの大容量化・低価格化に伴い、イメージ、音声、映像を核としたマルチメディアシステムが、ビジネスの現場で急速に普及しつつあります。金融機関も例外ではなく、マルチメディアを活用して業務を高度化し、サービスレベルを高めていくことが求められています。
MDISは十数年前から金融機関向けのマルチメディアシステムに本格的に取り組み、金融機関のお客様を支援してきました。ソリューションを構成する製品・サービスは、 ボイスロギングシステム(通話録音システム)、 ディーリングフォンシステム、 一斉放送システム・フートシステム、 ビデオ会議システム、 イメージシステムなど多彩で、銀行、保険、証券、クレジット、消費者金融などのお客様数十社以上に及ぶ導入実績があります。
コンサルティングから一斉導入、保守サポートまでワンストップで提供
MDISが提供する金融システムソリューションの特長の1つとして、ワンストップサービスの提供があげられます。単なるアプリケーションシステムの導入だけでなく、コンサルティングから始まり、お客様ごとの環境に適合したシステム設計、高信頼性基盤の構築、全国展開、教育支援、運用支援、24時間保守サポートまで、MDISが一貫して対応することで、お客様から高い支持を得ています。
金融事業本部 MSNソリューション・エンジニアリングセンター 事業開発グループの井上竜彦氏は、「当社では、ワールドワイドでもトップクラスのシェアを持つ実績ある製品群をお客様のニーズに合わせて選定しています。また、最適な提案ができるように、ベンダーの認定技術者を自社で育成しています」と説明します。
さらに、多くのミッションクリティカルなシステムを手掛けてきたプロジェクトマネジメント力を発揮し、重要なプロジェクトを確実に推進しています。
一方、保守サポート網は、全国150ヵ所に張り巡らされており、トレーニングを受けた各拠点のカスタマーエンジニア(CE)が、導入作業からトラブルシューティングまで、きめ細かく対応しています。
「全国各地に数十、数百の拠点を展開する金融機関様でも、全国にサポートセンターを置く当社では短期間での一斉導入が可能です。万一の障害の際にも、製品やサービスを熟知したCEが迅速に対応することができます」(井上氏)
金融機関が扱う音声、画像、映像のデータには、顧客の個人情報や企業機密情報が含まれていることもあり、その扱いには細心の注意が必要です。
「MDISはプロジェクトに必須となる認証として、プライバシーマーク、 ISMS(情報セキュリティーマネジメントシステム)、情報システムの開発能力を客観的に評価する認定モデル CMMI(能力成熟度モデル統合(Capability Maturity Model Integration))など、ソリューション提供企業としての環境を整備し、お客様のニーズに応えています」(井上氏)
CRM高度化とコンプライアンス強化、BCPに対応する各種ソリューション群
マルチメディアシステムに対するお客様のニーズは、コミュニケーションの活性化や情報共有でビジネスの円滑化や拡大を図る目的と、コンプライアンスやセキュリティーを強化する目的に大別されます。MDISは両者の目的に対して、様々なソリューションを提供しています。
ビジネスの円滑化や拡大を目的としたソリューションの代表例が、顧客との良好な関係を構築するCRMの効率化・高度化です。MDISは、特定部門だけで利用する小規模システムから全社で利用する大規模システムまで、幅広いソリューションを提供することができます。
そのほかにも、録音データの音声認識や通話分析、 WFO(要員最適化(Workforce Optimization))、業務分析に対する研究・開発を進め、業務系システムの拡充に向けて動き出しています。
「例えば、コールセンターの運用最適化や、音声認識・音声分析の結果をもとにした顧客対応における課題の早期発見、アウトバウンドセールスへの活用など、様々な用途での試行を進めています」(井上氏)
一方、コンプライアンスやセキュリティー強化で代表的なものが、ボイスロギングシステムです。従来、コールセンター用途が大半を占めていたボイスロギングシステムは、金融商品取引法などで法規制が強化されたことにより、証券会社をはじめ多くの金融機関において全国の営業拠点で通話を録音するニーズが高まってきました。システムを導入するお客様の環境に合わせて詳細なチューニングが不可欠なボイスロギングシステムの全国展開においても、専用トレーニングを重ねたエンジニアを全国に有するMDISは短期間での一斉導入が可能です。
また、 IPC(アイピーシー・インフォメーション・システムズ社(IPC Systems, Inc.))、 Cisco(シスコシステムズ社(Cisco Systems, Inc.))、 Avaya(アバイア・インク社(Avaya Inc.))、 NEC(日本電気株式会社)、 Verint(べリントシステムズ社(Verint Systems Inc.))など主要ベンダーと緊密に連携し、各社ソリューションのシステム構築を行うだけでなく、独自開発も進めコンプライアンス面で要求される高品質で精度の高い通話録音を実現しています。
近年では一般の電話やディーリングフォン以外に、一斉放送、タブレット端末、ビデオ会議などのデバイスを対象とした録音ニーズが増えてきました。なかでも最近、注目を集めつつあるのが携帯電話の通話録音です。MDISでは外勤スタッフが利用する業務用携帯電話の通話をサーバー経由で録音するシステムなども提案しています。
また、東日本大震災の教訓により意識が高まったBCP対策に関しては、災害直後の緊急連絡等に有効なIP網による一斉放送システムや、ビデオ会議システム、IP電話なども提供しています。