AIによる映像解析で、介護施設のトータルな見守りを実現
「AI×見守りサービスkizkia-Knight」のサービスを拡充し、居室見守りサービスを発売
2022年05月24日
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:中野 隆雅、以下「MDIS」)は、介護施設のトイレ見守り用途で提供している「AI×見守りサービスkizkia-Knight」(きづきあ-ないと、以下「kizkia-Knight」)に、居室見守り用途の新サービスを追加し、2022年5月24日から発売します。
発売の狙い
少子高齢化が進むわが国の介護の現場では、介護スタッフの拡充や業務の負荷軽減による生産性向上とともに、介護施設入居者の個別のニーズに柔軟に対応していくことやプライバシーへの配慮が求められています。
こうした背景のもとMDISは、暗い場所でも人の転倒やうずくまりなどをAI(人工知能)技術で自動検知するサービスをkizkia-Knightとして2021年7月から開始し、介護施設のトイレ見守り用途で提供してまいりました。
今回MDISは、kizkia-Knightに居室見守りサービスを追加いたします。これにより居室・トイレの両方の状況を1つのアプリで把握でき、介護職員はソフト切り替えなどのストレスを感じることなく、プライバシーに配慮した見守りが可能となりました。新しいkizkia-Knightは、ICT(情報通信技術)を活用した介護サービスの更なる高度化に貢献します。
新サービス「kizkia-Knight R」(居室対応)の特長
1.夜間の見守りや、プライバシーに配慮した居室の見守りを実現 【図1】
- 夜間も見守り可能なAIカメラを採用し昼夜問わず見守りが可能。夜間の見回り負荷を軽減。
- プライバシーに配慮した見守りが可能。よりはっきりと確認したい場合には、鮮明な映像に切り替えることで多様な要望に対応。
2.居室・トイレのトータルな見守りで介護職員の負荷を軽減、サービス高度化を支援 【図2】
- 居室・トイレの両方を1つのアプリから見守ることが可能。
- スマホ、タブレットによる見守りで、駆けつけ優先度の判断を支援し、介護職員の負荷を軽減。
- 待受画面へのプッシュ通知、録画再生による振り返りなどを通じた介護サービス高度化を支援。
3.カメラは取付け・取外しが簡単。別室への移設も容易
- AIカメラとアプリを導入したスマホだけで(注1)使用可能。
- ファスナーテープ等による取付けが可能。天井設置、壁の穴あけ・ねじ止め等の工事が不要。
注1:Wi-Fi通信を使用します。
サービスの概要
サービス名称(注2) | 主な機能 | 希望販売価格(税抜き)(注3) | 販売開始 |
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kizkia-Knight R | AIカメラを活用した居室内を見守るサービス
|
30万円/台 ※5年間利用料を含む。 ※各種補助金制度を活用可能 |
2022年5月24日 |
kizkia-Knight T | 温度センサーを活用したトイレ内を見守るサービス
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21万円/台 ※5年間利用料を含む。 ※各種補助金制度を活用可能 |
2021年7月 |
注2:居室見守り(kizkia-Knight R)の販売開始に伴いサービス体系を見直しました。
kizkia-Knight R:Rは利用場所である部屋(Room)の頭文字
kizkia-Knight T:Tはサーマルセンサー(Thermal sensor)の頭文字
注3:「10台5年パック」(機器+5年間のSW利用権)を契約時の1台当たりの価格です。設置・サポート費用は別途見積となります。
初期設定・取付け以外の特別な工事は不要です。映像等の通信には無線LAN(Wi-Fi)を使用します。
注4:転倒につながるような急な動作を検知・通知、介護職員が遠隔で見て駆けつけを判断します。
画面例
※参考画面で実際の画面と異なる場合があります。

商標関連
- kizkia、kizkia-Knight、MDIS、MDISロゴは三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。
- Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの商標又は登録商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。