非対面営業のコンプライアンス強化を効率的に実現、データ活用を推進
Microsoft Teams 録音サービス「nokos」に音声テキスト化機能を追加
2022年10月25日
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:中野 隆雅、以下「MDIS」)は、コラボレーションツールMicrosoft Teams(以下「Teams」)の通話や会議を全自動録音するクラウドサービスとして本年3月に発売したnokos(ノコス)に、会議音声をテキスト化するオプション機能を追加し、2023年3月中にサービス提供を開始いたします。
これに先立ち2022年11月10日、11日に開催されるFIT2022(注1)のMDISブースにnokosを展示し、テキスト化機能のデモンストレーションを行いますので、お知らせいたします。
注1:FIT2022(金融国際情報技術展):【主催】日本金融通信社、【会場】東京国際フォーラム
発売の狙い
対面や電話に代わる営業活動の手段としてコミュニケーションツールの利用が拡大する中、2022年3月に発売したnokosは、非対面営業におけるコンプライアンス確保などを目的に多くの引き合いをいただき、業種を問わずTeams利用企業に採用いただいております。その中で「音声データを保管するだけでなく、文字起こしなどの人手をかけずに二次活用したい」とのご要望を多くのお客様からお聞きしました。
ご要求に応え今回開発した音声データのテキスト化機能は、日報作成、議事録作成、特定ワード検索やテキスト分析を可能とすることで、コンプライアンス確保にとどまらず、人材育成などを目的としたデータ活用を効率よく実現できます。
MDISは、テキスト化機能開始後の2023年度から5年間で、Teamsを利用している金融機関を中心に30,000ユーザー(Teamsユーザー換算)へのnokos導入を目指します。
特長
1.営業部門など現場の顧客対応業務を効率化
- 議事録やCRMシステム、日報などへの入力作業がテキストからのコピー&ペ-ストで可能に。
- キーワード検索により、目的の会話にすぐにたどり着ける。
- 聞き逃した、又は出席できなかった会議の内容把握や振り返りが迅速に行える。
2.コンプライアンス、人材育成などスタッフ業務におけるデータ活用を容易に
- 特定ワードを指定した発言チェックがテキスト検索で可能。
- 蓄積したデータを基に、評価の高い営業員のトークの傾向分析や、話術やトークの癖などの把握を通じ、営業員育成への活用が容易に。
3.容易で柔軟な導入が可能
- nokosは全ての会話を自動で録音するため、録音漏れ防止への配慮が不要。
- Teams以外の専用アプリが不要なため、他システムへの影響を最小限に抑えた導入が可能。
今後の開発計画
MDISは三菱電機株式会社のAI技術Maisartを活用し、テキストから専門用語を自動抽出する技術を開発中です。この技術をnokosに適用することでカスタム辞書の効率的な作成を支援し、お客様特有の専門用語に対応した高精度音声テキスト化を実現します。
サービスの概要
サービス名 | 主な機能 | 価格(税別) |
---|---|---|
Microsoft Teams 録音サービス「nokos」 | <標準>
|
|
<オプション>
|
サービス開始までに決定 |
テキスト化機能画面例(会話起こし)
※サービス提供時は変更する可能性があります。

商標関連
- nokos、MDIS、MDISロゴは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。
- Maisartは、三菱電機株式会社の登録商標です。
- Microsoft Teams は、米国Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。