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2023年04月06日

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京都市と三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:中野 隆雅、以下「MDIS」)は、京都市京セラ美術館(注1)において、歴史的価値の高い意匠を守りながら直観的で分かりやすい館内案内の実現に向け、MDISが展開する「誘導・案内ソリューションSuraNAVI」(スラナビ、以下「SuraNAVI」)を用いた実証実験を、2023年4月19日から5月10日まで実施しますので、お知らせいたします。

注1:京都市京セラ美術館 公式ウェブサイト https://kyotocity-kyocera.museum/新しいウィンドウが開きます

京都市京セラ美術館は今年、創立90周年を迎える、公立美術館では現存する最古の建築です。2020年度リニューアルオープンした建物は、歴史的本館を保存しながら新たな機能・魅力を付加したことが評価され、第8回京都建築賞「最優秀賞」始め数々の受賞歴があります。

京都市京セラ美術館

リニューアルにより機能が飛躍的に向上した京都市京セラ美術館では、メインエントランスを地下1階に新設したことや、複数展覧会の同時開催を実施することで、より分かりやすい館内案内を行う必要がありました。

今回の実証実験は、MDISが展開する誘導・案内ソリューションSuraNAVIシリーズの2製品を使用し、京都市の公民連携・課題解決推進事業「KYOTO CITY OPEN LABO」(注2)のスキームにより実施します。

注2:KYOTO CITY OPEN LABO紹介ページ https://open-labo.city.kyoto.lg.jp/新しいウィンドウが開きます

MDISは、この実証実験を通じて得られるノウハウを今後の製品開発に活かしてまいります。

SuraNAVIシリーズを使用する実証実験の概要

1.アニメーションライティング誘導システム「てらすガイド」(注3)

  • チケット売場や展示室の方向などを、床面に光のアニメーションで指し示す投影装置として使用します。
  • 立て看板などと比べ視野を遮らないため館内の雰囲気を損なうことなく来館者を誘導できます。
  • 投影コンテンツにピクトグラムや矢印等の図形を用い、日本語・英語を併記することで、初めての来館者にも分かり易く外国人にも配慮した案内を目指します。
  • 来館者の動線上の床に表示することで、子供や車椅子利用者など、多様な来館者に配慮した表示を実現します。
  • 表示切替機能により入館受付終了後は来館御礼を表示するなど、時間帯や設置場所に適した案内を行います。

注3:製造・販売:三菱電機ビルソリューションズ株式会社

てらすガイド(設置状況)

2.アバター型AIチャットボット

  • 来館者案内用端末とし使用します。ディスプレイモニターに表示した人物アニメーションが、美術館職員の分身(アバター)となり、複数展示の中でどこを訪れるか悩む来館者へのガイド役となります。
  • ボタンや画像で表示された内容に対しAI(人工知能)搭載のチャットボットが対話形式で応対します。また言語切り替えボタンにより日本語・英語の表示切り替えができます。
アバター型AIチャットボット(表示画面)

SuraNAVIについて

誘導・案内ソリューションSuraNAVIは、サイネージやAI搭載ロボットなどの様々な機器を用いて誘導・案内業務の効率化や非接触対応を実現するソリューション群の総称です。金融機関の営業店、公共施設、商業施設、文化施設、企業の受付など、対人接触を抑制した誘導・案内用に利用されています。

商標関連

  • SuraNAVIは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。
  • てらすガイドは、三菱電機株式会社の登録商標です。
  • その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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