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SAPの画面をExcelで代替するMALSYの充実した機能

慣れ親しんだExcelがSAPの操作画面に

入力項目が多く、複雑に見えるSAPシステムの画面を、必要な入力項目のみを並べたExcelのワークシートに置き換えます。慣れ親しんだExcelを入力画面にすることができるので、ユーザーはSAPシステムを意識する必要がありません。

・MALSYツールボックスはExcelと連携するシンプルなユーザーインタフェースです。「データアップロード」ボタンを押してSAPシステムにデータ登録を開始します。・Excelワークシート上から「コード一覧」(入力ヘルプ)を呼び出すことが可能です。・登録データの行範囲指定が可能です。・登録結果のメッセージは、直観的にわかりやすいように色分けして表示されます。
・MALSYツールボックスの「データ読込み」ボタンを押してSAPクエリを実行し、検索条件画面を呼び出します。・クエリデータマッピングシートでは、データ登録シートの入力項目と、SAPクエリの出力項目をマッピングできます。検索用のキー項目の指定も可能です。・検索結果はExcel上に展開されます。

登録結果はExcel上で、すぐに確認可能

ExcelからSAPシステムにデータ登録した結果と、SAPシステムから返されるメッセージは、入力に使用したExcelのワークシートに即時に返されるので、入力エラーがあった場合でもすぐに修正できます。

入力ヘルプ(コード一覧)をExcelから呼び出せる

Excelのワークシート上にコードを入力する際も、コード一覧(SAP GUIのF4ヘルプに相当)を呼び出し、コード一覧から値を選択することが可能です。
コード一覧はマウスの右クリックから呼び出すことができます。カレンダー画面も呼び出せますので、日付入力もスムーズにできます。

「基本数量単位」のコード一覧を呼び出している例

データ出力もExcelで

SAPシステムに登録済みのデータは、MALSYからSAPクエリを直接呼び出し、抽出したデータをExcel上に展開することができます。クエリマッピングシートを使い、抽出データを入力用のExcelワークシート上に表示させることも可能なので、入力済みデータのダウンロード→データ修正→再アップロードをスムーズに行うことができます。

品目コードをキー項目として指定し、SAPクエリを実行すると、SAPクエリで抽出されたレコードが、品目コードをキーにして貼り付けられる。

SAPのメッセージをカスタマイズする

MALSY Web サービスを導入すると、データ登録した際、SAPシステムから返されるステータス(成功/警告/エラー)とメッセージを、 Webサーバー側でユーザーが独自に定義したものに置換することができます。SAPシステムが出力する汎用メッセージではなく、自分達の業務に則したメッセージを表示すれば、エンドユーザーに正しいアクションを促すことが可能になります。

例1:SAPシステム「Dynpro SAPLMGMM 0060に対するバッチインプットデータがありません」⇒置換したメッセージ(ユーザー設定)「入力されていないデータがあります。」例2:SAPシステム「項目 MARA-MEINSのフォーマッティングエラー:次のメッセージを参照」⇒置換したメッセージ(ユーザー設定)「数量単位が正しくありません。」

ChatGPT連携

ChatGPTとの連携により、SAPシステムから返されるエラーメッセージに対して、詳細なエラー原因と解決策を提示し、適切なアクションを提案することができます。提示される内容は、ユーザのSAPシステムに対する詳しさのレベルに合った分かりやすい表現を用いて記述されるため、ユーザは迅速にエラーに対処し、スムーズなデータ登録が可能になります。

ChatGPTとの連携により、SAPシステムから返されるエラーメッセージに対して、詳細なエラー原因と解決策を提示

また、データ登録前のチェックとして、データ条件を文章で記述することで、ChatGPTにワークシート上のデータチェックを依頼することができます。プログラムを書く必要がないため、誰でも簡単にデータチェックを行うことができます。

ChatGPTにワークシート上のデータチェックを依頼

※ OpenAIのAPIを利用するためのAPIキーは、OpenAIのWebサイトから入手してください。
※ 生成AIは情報の正確性を保証していないため、提示された情報の検証が必要であることをご理解いただいた上で、ご利用ください。

エンドユーザーが容易に使えるバッチインプット方式のMALSY-i

データ登録プログラムを約3分で生成

ユーザーのSAP画面操作を記録(トランザクションレコード)し、入力項目を抽出して登録用のExcelシートを自動生成します。
例えば、マスター登録のための一括登録シートであれば、約3分間(※)で生成することが可能です。自動生成されたExcelシートからはSAPへのデータ登録が直接行えるため、CSVなどのテキストファイルに保存する手間も掛かりません。

入力項目数が約20個の品目マスター登録での実例です。

バッチインプットの最適化

トランザクション・レコードによって生成されたBDCデータは、入力項目ではなく画面を制御している項目や、重複項目を含んでいる場合があります。
MALSYでは、これらの重複項目を自動的に除去することが可能です。

SAP汎用モジュールを使いこなせるBAPI(汎用モジュール)方式のMALSY-r

BAPI(汎用モジュール)を使ってSAPシステムのデータメンテナンスを実現

Excelからアドオン開発などで用いる汎用モジュール(BAPI)を呼び出して、SAPシステムのデータメンテナンスを行うことができます。 ExcelからSAPシステムに接続して汎用モジュールのインターフェースを取得し、データ更新のためのExcelシートを自動生成します。

選択可能な汎用モジュールは、データ登録・更新を行うものが対象となります。

多明細の登録が可能

バッチインプットでは実現が難しい、多明細を持つ会計伝票、受注伝票、購買発注の登録に適しています。

サンプルのExcelワークシートをご用意

BAPI(汎用モジュール)を使いこなすには、専門的な知識を必要とするものが少なくありません。
そこで、発注伝票登録・受注伝票登録・会計伝票登録など、業務で使用頻度の高いBAPIインプットについて、サンプルのExcelワークシートをご用意しています。

オプション製品”MALSY Webサービス"と組み合わせ、SAP GUI for Windowsがなくても動くMALSY

  • MALSY Version 9以降は、新製品"MALSY Webサービス"と組み合わせることで、SAP GUI for WindowsがインストールされていないPCでもMALSYを動かすことができます。
  • "MALSY Webサービス"は、SAPシステムと通信するMALSYの機能をWebサービス化したものです。
  • "MALSY Webサービス"を導入した場合でも、Excelを中心としたユーザーインターフェースは通常のMALSYと変わりません。MALSY用に作成したExcelファイルも、そのまま使うことができます。
MALSY Ver.8以前はSAP GUI for WindowsをインストールしていないとMALSYを動かすことはことはできませんでした。新製品「MALSY Webサービス」を利用することで、SAP GUI for WindowsがインストールされていないPCでもMALSYを動かすことができます。

MALSYをサーバーから起動 ClickOnceでインストールとアップデートの手間を解消

  • ClickOnce(※)の導入によって、MALSYをサーバーからダウンロードし、起動できるようになりました。ClickOnceでは、ユーザーが利用しようとしたタイミングでMALSYがサーバーからPCにダウンロードされ、起動されます。
  • これまでのように、インストールメディアの配布や、インストール操作を行う手間は不要になります。
  • ソフトウェアのアップデートも、サーバー上のソフトウェアを更新するだけです。サーバー上のMALSYを最新化しておけば、ユーザーが次回MALSYを利用する時に、最新化されたMALSYがダウンロードされ、起動されます。
(1)Webページ上に配置されている、ClickOnce版MALSYへのリンクをクリックします。(2)ソフトウェアのダウンロードが始まります。(3)ダウンロードが完了すると、MALSYとExcelが起動します。起動したMALSYの外観と操作性は、通常版と変わりません。

ClickOnceは、WebブラウザがInternet ExplorerまたはEdgeの場合に利用可能です。Chromeの場合、サードパーティの拡張機能をインストールすればClickOnceが利用可能になります。

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